ボクフジ09

●7/23(前夜祭)

一応参加してみたものの雨だしライブのメンツがそそらなかったのでど頭のRafvenだけ観て宿へ。まあRafvenはどこかでは観ようと思っていたので、その後の行動の自由的に参加しておいてよかった。

●7/24(金)

うんざりするほど一日中雨。直前に気の迷いでノースのGORE-TEX上下雨具を購入したので元取るために阿鼻叫喚の地獄絵図的大雨を祈ったけど、そんなもんかなわない方がいいに決まってんだろ神様よう。ホント買っておいて良かったわ。とはいえ基本心折れ気味の初日。

スカパラ

楽しかったけど、チバもハナレグミCHARAヒロトもいるフェスなのにそれら一個もなかったのはやっぱちょっと残念だな。

BOIKOT

知らんけど、特に観るものなかったし、コジマさんと合流するのに丁度いいので。よりハードコアなゴゴルって感じでした。楽しいっちゃあ楽しいけど、泥で踊れたもんじゃなかったので、オレンジにこういうの持ってくるのは考えて欲しいなあ。

esne beltza

BOIKOTと同系かな。やっぱり足下アレで楽しみきれず。途中で移動。

MAJOR LAZER

引き続き観るものないのでオススメに従うコーナー。DJそれぞれの名前を聞いたことあるぐらい。ダンサーが酷い。なんか汚い。音楽的にも乗ってきたところで挟まれるレゲエが気に入らず。むう。

Jeff Lang

CDとか全然ちゃんと聴いてなくて、あまりにグルーヴィーで派手なロックをやることに驚く。ドラムも手数多くバタバタしてて実にいい。

Patti Smith

たらたら移動して、途中ハナレグミ聴きながら友だちを探すなどしていたら30分ほど遅れたんだけど、着いた瞬間後悔した。走ってでもちゃんと頭から観るべきだった。なんて素晴らしい。彼女の「We are FREE!!」はザックの「freedom!!」より強靱だった。とても62歳の老女の声とは思えん。涙こらえながら聴き入ってしまった。これが芸歴30年以上の力か。年齢考えたらもしかしたらもう観られないかもしれない。本当に観て良かった。

Paul Weller

断腸の思いでTORTOISEを諦め、頭からこっち。ジャムやスタイルカウンシルの曲*1までやるサービス精神旺盛なステージでよかった。が、おいちゃんちょっとお腹が。

OASIS

素晴らしきベストオブベスト。特におれがOASISで一番好きな曲である”half the world away”までやってくれたのは嬉しかった。”whatever”以外の人気曲大概やったんじゃないかなあ。実はOASISファンだったことってないんだけど、それでもこれだけ1st、2ndの曲やってくれるとね。ノスタルジーが手加減無しで襲ってきてダメだわ。とどめ”I Am the Walrus”。いやー騒いだ騒いだ。

●7/25(土)

個人的に目玉とする本気の日。UAから深夜のオレンジまで見続け。基本晴れだけど当たり前のようにコンディション回復せず全体的にぐずぐずの足場。これ考えると総合的に一番いいステージはホワイトだなー。

The Birthday

我ながら下世話だなーとは思ったんだけど、回避し続けてきたバンドなのでこういう機会逃したらもう一生観ないだろうなと。しかしアベに捧げるの一言は朝ご飯かきこむのに忙しくて聞き逃したまぬけ。ライブは思ったより全然良かった。特にカレンダーになるのが夢とかなんとかいう曲。やっぱりCDは聴けないけどね。

SEUN KUTI&EGYPT80

食事とかしながらなんとなく。まあそりゃカッコいいよな、うん。という感じ。

UA

太陽が出てきて、しかも朝から飲みまくっていたワインが効いてきたこともあってうつらうつら。半分ぐらい寝ちゃってたかも。バンドが誰なのかも確認できなかった。

筋肉少女帯

筋少でだけ本気出すといってたぐらいの今年の大本命。どうせすっかすかだろうからここは一発全力で暴れて周り巻き込んでやるぜ!とか思って行ったら15分前ですでに6,7割入ってる。あれ?意外に人気ある?更に最前まで進んで大暴れしてきたんだけど、気づいたら遠く後ろの方までぎっちょり。規制かかってるんじゃないの?てぐらいの大入り。見てないけど、イワンのララララーラララーのところの腕振りはホワイトを埋め尽くしてたらしいね。前の方もモッシュだダイブだで大変。「問うならばー!」への反応からみるに、筋少ファンってのはそこまで多くなかったと思うんだけどね*2。だからこれは本当に彼らのパフォーマンスの力だよ。筋少で泣いてたら気持ち悪いからこらえてたけど、感動しまくってたし、鳥肌立ってた。マジで。最高。最高。

MELVINS

今年の大穴。いうてもレジェンドだしそれなりに聴かせてくれるだろうぐらいに思ってて、出足はうんうんなるほどねーって感じだったんだけど、どんどんグルーヴがとぐろ巻きだして、釘付けにされた。もの凄かった。ツインドラムの意味はない気がするけど。

BEN HARPER AND RELENTLESS7

今年のがっかり賞。RELENTLESS7ってことで、過去の好きな曲はやってくれないんだろうなとは思ってたけど、いきなり手ぶらで出てくるのはないよなー。”Good times bad times"とか”Red house”とか、そんなんの前にやるべき曲いくらでもあるでしょうに。だからロックンロールは嫌いなんだ。そっちに傾いたミュージシャンがおもしろかったことなんて一度もない。

ZAZEN BOYS

ということで予定変更、ベンさん早めに切り上げて。いうてもこっちも最近の不満をそのまんまでアレ。最後何やったっけ?あれはないよあれは。秘密やってないじゃん。キーボード持ち上げてパフォーマンスしてるときにコジマさんと、そのままへし折ってしまえばいいのにとか言ってた。

DINOSAUR JR.

十分な休憩の後、1時間前乗りというやる気を見せる。始めはやりすぎたと思ったけど、最終的にはおそらく入場規制だったのでまあいいです。外国人率高し。初手からモッシュが巻き起こるなどそれなりに盛り上がってたけど、”The wagon”の爆発ったらなかった。ちょうど移動しようと思っていたPE15分前だったのでそこで全力で暴れてから離脱。

PUBLIC ENEMY

CHUCK D登場いきなりで”Bring the noise”。意表をつかれて「ベイス!」言い損なう。ついでに「D!」もちょっと遅れる。その瞬間のために準備してきたのに(;´Д`)
ヒップホップ大好きってことを確認。楽しかったー。
ああ、あと、宇多丸師匠のパフォーマンスってCHUCK Dの影響大きいんだナーと今更思った。

funky METERS

実はその前にPEのアンコールを切り上げてまでBOOKER T.行ったのに、ギターがSクロッパーじゃないことに憤慨して、通りがかりに聞こえてかっこよかったMETERSに戻ったんだけど、そしたらあなた、ブーツがラップしてるじゃないですか。あまりの格好良さに卒倒しそうになった。この瞬間おそらくPEとブーツ(つまりthe coup)がかぶってるわけで、今年の時間割ではここが一番アレ。

BOOKER T.

てことでまた戻る。いや、文句なく上手いんですよ。文句ないの。でも、Sクロッパー目当てだったもんでね。マジでキヨシローのためだけに来たの?(本当に出たのかどうかも知らない。)
終了時点で24時を回り、疲労困憊。翌日は使い物にならないだろうなーとか思いつつ宿まではって戻る。

●7/26(日)

サニーデイ・サービスのあたりで大雨くるも、基本的にはもった。前日で体力使い果たして、SSSC以外は眺める程度で。のつもりが。

中村まり

この名前聞くと全米トップ40とかいうのはTVKエリアの人間だけでしょか。麻物語なる生ビール飲み、キュウリかじりながらのんびり。さすがにこの時間のヘヴンでは客入りが厳しかったけど、少ないなりに暖かい雰囲気の中、生歌を堪能。次がグリーンで大物なので少し早めに後に。

Street Sweeper Social Club

ということでピット入るために30分ぐらい前にはいたのに始まってからでも余裕で入れるすきっぷり。知名度不足の一言に尽きる。RATMのTモレロとThe Coupというか去年ベストアクトに挙げる人も少なからずいたGALACTICでボーカルを務めたブーツのバンドですよー。モッタイナイ。
期待通りの格好良さ。割とすぐ脱いじゃったけど、サージェントペパーズのビートルズみたいな衣装もクール。
残念なのはちょっと短かったこと。曲ないならRATMでもThe Coupでもやってくれればいいのに。
しかしブーツが好きすぎて更にThe Coupが観たくなってしまった。観るの3ステージ目だけどどれも本グループじゃないという。

サニーデイ・サービス

一番好きなサニーデイ・サービスからの曲をやってない(多分)のが残念でならないけど、基本的には満足。やはりノスタルジー強し。しかしいうたらなんだけど控えめにいって上手くないよね。”コーヒーと恋愛”のあのはずしっぷりとか、おれは許容したくない。

ROVO

うってかわって上手いねえ。またMELVINSと違ってこっちはツインドラムの意味がある。楽しんだ。次が苗場食堂なのと、混むのが嫌なので最後の曲で離脱。

COMEBACK MY DAUGHTERS(アコースティックセット)

良かったけど好きな曲全然やってくれなかった。筋少さえかぶらなければレッドの普通のステージ観たかったんだけどねえ。
というところで完全に力尽きる。本当はTHE DISCO BISCUITSとかANIMAL COLLECTIVEとか観たかったんだけど、もうグリーンから動けなかった。つまむはずだったロイクを完全に放棄したのもそれが理由。

WEEZER

それでもやっぱりノスタルジー強し。2nd少なめで不満もあるけど、基本的にはベストセットで気持ちだけは上がる。そして後から思うとこの時点で声を潰す。
”photograph”と”song2”(!)以外リヴァースが歌った。お前自分の公演より歌うってどないなこったい。
しかしアホだなあいつ。メンバー紹介の発音が完全にカタカナだったのを始め、全力のノーガードでアイラブユージャパーンだったよ。本当に日本嫌いって言ったの?

BASEMENT JAXX

スペシャルゲストとかいうよくわからないくくりで、23:40からのステージ。WEEZERのお客さんも大半はけて、そこにロイクから流れてきたと思しき人が加わった程度。あまりにもモッタイナイ!!
ダンサー、シンガー、ホーン隊、着ぐるみなどなど総勢10うん人の超絶ゴージャスなステージ。始めこそあの曲やってくれるかなーとか言ってたけどそんなこと全然関係ない。演出も音も圧倒的な一分の隙もない完全なるエンターテインメント。最後の最後にこんなん見せられてどうしろっていうんだよ。大暴れしちゃったよ。ああもう反則だと思いつつ3日間のベストアクト賞やるよもうちくしょう。

●総括

ということでノスタルジーを排除した場合のベストはJAXX。いろいろ加味した場合は筋少。でも、ホント音楽で一番大事なのはノスタルジーだと痛感したよ。歳だよねあはは。
知り合いには一人除いて全員会えた、かな。
いろいろあって諦めてたヘヴンのピザを最後の最後でご相伴にあずかることができてとても嬉しかった。
某所で売ってたシークワーサー泡盛は三口で諦めて捨てたほど不味かった。
川崎タオルを首にかけて行動してたら筋少のときに我那覇ユニのカップル(ご夫婦?)に声かけられて一緒に写真を撮った。どうだおれ社交的だろ?
結論が出ました。土井亜紀changは土曜日に1日券で来ますので、来年は私もそうしようかと思います。ちょうどうでもいいけど帰りのバスで隣の席に座った男性がデブ期のフジ君そっくりでした。
宿は無茶苦茶近かったんだけど、女子部屋の声が筒抜けでちょううるさかったのでもうここはとらない。男子は周りに気遣ってぼそぼそ話してるのになんであの子らは夜中の1時に(;´Д`)
天気は悪かったけど、メンツが良かったので文句なしのフジでした。

*1:よりにもよって”shout to the top”。

*2:かわりといったらなんだけど、特攻服が3人ぐらいいた。あいつらマジハンパない。