iPhone7圏外病闘病記

はじまり

正確には覚えていないけれど4月に圏外となることが何度かあったように思う。今思えばというレベルで、忘れているぐらいだからすぐに解消していたのだと思う。これが下旬25日ぐらいに、出勤時完全な圏外になる。ただ、自分は某MVNOで、通勤時間帯に圏外になることは珍しくなかった。特に日比谷などはひどい。しかし、一緒に通勤していた妻も同じMVNOで、iPhone(8)なのにつながっている。

そして、これが出勤してもなかなか回復しない。なんとなく帰る頃には復活している、というような状態だったと思う。これが翌日には本当にまったく回復しないということになり、慌ててググったところ、Appleがアナウンスを出していた。本当にちょうどその頃だったのだけど、今見ると2018/2/2となっている。???

性格上、なにもしないで問い合わせはしたくないので、切り分けは行いたい。
SIMを妻のものに替えてみる→「検索中」(これと「圏外」が混在しているのだけど、意識したのが遅くて切り分けには不十分)。
自分のSIMを妻のiPhone8に入れてみたところ繋がる。
ここで、不思議なこととして、SIMを抜いた7は「SIMなし」の表示になる。その後、元のSIMを刺したら直ってしまった。
この日は小首をかしげながらもまあいいかと切り上げ。
しかし翌日また圏外に。とはいえ、今度は一回SIMを抜いて再認識させれば直るという知見があるのでまだ慌てる時間じゃないと実行。すると、今度は「SIMなし」にならず、「検索中」表示。いやいや、入ってないんだから何を探してるんだよということで、諦めてサポートに。

チャットサポート

簡単に上記を話し、交換プログラムの対象ではないかと訊くと、それなりに長いので割愛して結果はとりあえずGenius Barにきてくれと。現物を見せてほしいと。やむなしだけど、GW真っ最中で最寄りの予約が取れない。1週間後になる。ちなみにとても丁寧な対応。不便をかけていることと予約が取れないことをお詫びされ、どこでもいいので東京圏で直近の予約が取れるところはないのかと訊くと丁寧に調べてはくれた。

Genius Bar

びっくりするほど感じが悪い。人がではなく建物から漂うスノビズム。なんだよこのエレベーター(回数ボタンがなくて、各階停止と4階直通のみ)。階段使わせてくれ。
担当者も基本は感じがいい、けど、どうでもいい話として、なんつうかおれの中のトシが欧米か(流行語)とうるさい。うまくいえないんだけど英語が帰国子女の意識高い系って感じ。偏見だし話が逸れたので戻す。

端末に繋いで初期化。プログラム該当機械だった場合、エラーが出るそう。そこで心配なこととして、この段で7ちゃんは「SIMなし」を表示している。この状態でSIMを刺したらおそらく問題ないと申し出る。もちろん繋がる。エラーも出ない。そこで、チャットでも聴いたような諸々の説明。様子を見てくれと。

ただ、ここで、正直なところ、なぜ7がこうなっているのかAppleも正確には掴んでいないと。ただ、iTunesで「iPhoneの復旧」を試みて、エラーが出るものはとりあえず今は該当としているもので、今後7全部が対象となることも可能性としてゼロではないという案内を受ける。ウケルー。

その日の夜自宅

当たり前のように「検索中」になる。一応初日に試したような諸々は全部もう一度。当たり前のように「検索中」。

翌日チャットサポート

ここまでの全部を述べるも、いうてサポートさんができることは社の案内の範囲内でしかない。つまり、プログラム対象となっているもの以外は無償交換を案内できない。ので、またGenius Barに来てくれになるのだけど、いやいやまた同じことが起きたらムダだし、そうでなくてもプログラム通りの症状でなければダメ。どうせダメならもう腹くくって8なりを買いますよという心境なのでそう申し上げる。つまり、保証期間が過ぎており、プログラムの対象とも言えないのなら、これはもうダメですと言ってほしい。もう一度きてくれは勘弁してくれよと。既に2週間とかかかってるのよと。予約とってやっぱりプログラム対象外ですってなるのはものっっっすごい時間のムダなのですと。目処も立たないのにそんな時間的リスクばっかり高いことできないと。ていうか一回言われた通りにそっちに行ってるじゃないですかと。

サポートさんを困らせるのは本意でないのだけど、ちょっとそのプログラムとやらが雑かつ非現実的と思われ、自分はシリコンカバーをつけてるうえに強い衝撃を与えたことも、妙なハックをしたこともないわけで、感触としてはOSアップデートと端末になにか致命的なズレがあったろと思っているわけです。ぶっちゃけ信用していないわけです。いやいやこれはお前らのミスだろと。それを認めないのはもういいから、ならせめておれが悪いんだと言い切るぐらいはしてくれと。そんなふわふわした状況で10万近い端末書いなおせるかよと。

したら、いずれにせよ診断は無料でしますので、代替機があるのでしたらその7をお送りいただけませんでしょうかというので、すっっっげえめんどくさいけど、サポートさんにそれ以上言えないので受け入れる。ちなみに、サポートさんの案内の中では、より技術的なサポートからの電話も言われたのだけど、端末&iTunesの使える自分のPCの前でそれを受けろと。無理、かな。土日まで待てばってところもあるけど、待って、小さな子供がいるならそれをやって、やっぱりダメでしたじゃ屋上に行こうぜになっちゃうな。

向こうから梱包材も全部持って引き取りに来るというので裸で放置。そのまま持っていってもらう(が、これも妻が時短だからすぐできた話で)

3日後

何事もなかったかのように、交換品をお送りしましたのメール。そしてやはり何の説明文もなく、新品が届く。今日の今日までなんのアナウンスも出ていない。

以上です。

言えることは、この件のApple社の対応はちょっとなってないです。サポートはがんばってくれていると思うけれど、なにぶんプログラムから与えられている言えることの範囲が狭い。自分の場合、Genius Barが行きやすいところにあるからまだいいけど、そうでない多くの地域はどないしますのこれ。いや、送れっていうのかもしれないけど、携帯端末ですからね。ないとちょう困る物。それをサポート対象かわからんで送るのはねえ。数日使えなくて、残念!だけ言われたらやっぱり人は屋上に呼ぶよねえ。

てなことで、あくまで個人的な感触だけど、プログラム対象じゃないかもって言われても、あなたになんの問題使用もないなら、それはきっと交換対象です。その症状がそのタイミングで出てないだけで。がんばってください。

では。

究極のBluetoothイヤホン EOZ One

ついに究極のイヤホンをみつけました。

究極のイヤホンといっても人それぞれだろうというのはもちろんなので、私がこれまで重要視してきたポイントを列挙します。

  1. カナルタイプであること
    思いっきり好みの問題オンリーなので割愛。
  2. セパレートでないこと
    一番の理由は落とすのが怖いことだけど、多くの場合ドック込みで考えられているのでバッテリーの持続時間が短いのもマイナス。
  3. それでいて耳に掛けられること
    落としにくいというのが理由で、スポーツ時にも使うのでマスト。
  4. それなりに安く
    2,3千円とまでは言わないまでも、数万は出せませんよねえ。

 さて、実はこれだけなのだけど、探してみていただければおわかりの通り、まずありません。ということでやっと出会えたのがこれです。

【国内正規品】EOZ ワイヤレス Bluetoothイヤフォン EOZ One Silver / Silver EO-1101
 

 

上記を満たして1万円程度というだけで及第なのだけど、プラスアルファがありました。

バッテリー切れの警告

これ、殆どのBluetoothイヤホンが役立たずです。警告が鳴ったら残り5分とか。出先(主に電車の中)でそんなこと予告されてもあまり意味ないですよね。バカかよって思います。その点これは警告から2,30分(体感)持ちます。故に、充電忘れてて警告が鳴ったら、職場か家についたときに即充電とできます。

非常に素直な音

癖がないです。そこそこ艶があって、ハイもローもバランスが取れていて、分離もいいです。好き嫌いが出にくいと思いますが、それでいて安物(それはそれで嫌いじゃないんですが)にはないプチ高級感もしっかりあります。

デザイン

文句なくカッコいいです。地味だけど確かな存在感。私はシルバー/シルバーにしましたが、黒/シルバーも未だにそっちにすればよかったかななどと思うことがないではないです。

難点

ほぼ唯一の難点が、コントローラーです。簡単にいうと、音量が点で、オンオフは丸くラバーが出っ張っているのですが、真ん中のオンオフが盲牌切りにくいんです。形状的に見ないで操作が基本なのに、指先でわかりにくい。相当の慣れがいる(逆にいえばもう慣れたのでそれはいい)。

そして、ちょっとばかり重いんです。殆どの他と同じに、数秒長押しでオンオフですが、これが結構力がいる。本当に残念。
何が残念って、これハウス部分がマグネットなんですよ。QY12を使ったことがある方はおわかりいただけるかと思いますが、だったらぱちんとそれがとまったらオフってくんね?って思うわけです(離したらオンは好みが分かれると思います)

スペインメーカーとのことです。珍しいですね。壊れてもまた同じものを買おうと思っているので、売れずに撤退されると困ります。求めるものが似ているなと感じられた方、買ってください。信じてください。本当にオススメなんです。

KARCHER高圧洗浄機

 この年の瀬になにを今更っつう話ですけど、これ買った方がいいですよ。一番安いやつだけど十分。ガラス戸の掃除に毎年何時間も使っていたのがあほらしくなるぐらい一瞬で終わりますから。作業時間はベランダ、ガラス戸、ガラス(いずれも網戸有り)、外壁、室外機で30分は使っていません。それでいて圧倒的に、完璧にきれい。

作業時間はってところが肝で、電源を引っ張らないといけないことと、ホースがそれなりがっちりしているので、部屋の作りによっては結構移動が大変です。水も水道からもとれるけど、うちはバケツからにしたんで、割と短時間で使い尽くすそれの補充がちょい大変でした。

つうかですね、単純にめちゃくちゃ楽しいです。

 

2017年振り返り

今年よかったアルバムのまとめ

1位:Prophets Of Rage/Prophets Of Rage

バンド名は冗談みたいだけど内容は大マジで、RATMのグルーヴそのままに乗っかるラップが変わっただけ。それも凡百のラッパーならザックが恋しくなろうってもんだけど、レジェンド級が二人。これ、センもいたら声質が低中高と揃うしよりよかったろうになー。
プロフェッツ・オブ・レイジ

プロフェッツ・オブ・レイジ

  • アーティスト: プロフェッツ・オブ・レイジ,トム・モレロ,ティム・コマフォード,ブラッド・ウィルク,カールトン・ライデンハワー,ルイ・フリーズ
  • 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログを見る
 

 

2位:ダンサブル/Rhymester

これが出たら入るのはまあ当然だけど、そういう決まりごとってわけでもなくやっぱり最上に素晴らしい。全10曲のコンパクトさにあって、5点満点で5でなく4をつけたのがフューチャーと細道という、シングル、MV曲だけ。それも相対的にって話で、単独としては5ですし。ひたすらにキャッチーでグルーヴィー。梯子酒を作れるのはここだけでしょう。
ダンサブル(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付)

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3位:KICK!/Kick The Can Crew

お待ちかねの復活作。こちらも全10曲捨て曲なしのキック節全開。千%のバッカゲン感とか、計算もさすがで、年が年ならナンバーワン級。
KICK! (初回限定盤)

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4位:CRACKLACK/Scoobie Do

まず、先行の”Ensemble”と”Cold Dancer”のキラーチューンっぷりがヤバイ。才能とパフォーマンスのポテンシャルが爆発している。なんとこれも全10曲で捨て曲なし。
CRACKLACK

CRACKLACK

 

 

5位:花水木/GADORO

四畳半の方で当落線上だったのが、この短期間で出た2ndでランクイン。”背中”にガチで天才を感じた。引用しよう。
 
あんたの腹から 俺が生まれたっていうことはおそらく何億分の一かのはずれくじだ そのくじはもう二度と回せないと知りながら当たりだと信じ俺を養ってくれた
 
仇すらも恩で返すぶっ飛んだ優しさ突き放し罵声を投げかけた骨の髄までしゃぶりついた母の脛 平凡な人生それがあなたの夢
 
なんかありゃ察する不可解なテレパシー 親父を黙らせる生粋のバトルMC
 
あと金返してくれ 楽にはさせねえ元気でいてくれ
 
というかほぼ全部がすごい。初手で泣いてしまった。マジかマジなのか。表現としては小説だけど、押韻がなされていて、これは歌だ。日本語ラップのアートフォームとしての可能性がまだまだあるのだと叩きつけた。
KOKを制したバトルマスターが音源でここまでのレベルとは。TBHにすら劣らない凄み。最上位のトラックメイカーであるPMXが、同郷のよしみなのか全面的に参加しているのもこれを名盤化させた。

 

花水木

花水木

 

 

6位:ROLL ON 48/フラワーカンパニーズ

ライブハウス限定の先行シングル”あまくない”が中年に刺さりすぎる。
夢見て夢に汚れ いつか歌も消えて 舌に苦味が少しだけ残るよ 明日は黙ったまま 呼んでも呼んでも わめくぞ 届いてなくても
曲もすげえがなんだこの歌詞は。ちょっとそこらのラッパー直視できる?圭介(フラカン)だからこそ歌える曲だけど、自己表現として最上だと思う。
やはり捨て曲なし。涙こらえて真顔じゃ聴けない。

 

ROLL ON 48

ROLL ON 48

 

  

7位:FUTURE!/筋肉少女帯

いつも通りでないところに、オーケンの曲がない(まさか”オーケントレイン”も違うとは)。ということで4人作家の凄さってのはちょい落ちるんだけど、その分というかうっちーがすごい。歴史的大名曲”エニグマ”を聴いてください。おそらく世界中のどのバンドでもこれは作れない。筋肉少女帯そのものだ。
あと、”3歳の花嫁”が個人的事情をもって泣けて仕方ないのです。

 

Future! (初回限定盤A)

Future! (初回限定盤A)

 

 

8位:ULTIMATE SACRIFICE/Galneryus

バカみたいにテクニカルなスピードメタル一辺倒。信念を感じる。ここまでやってどれも一緒にならないのは技術が故のアイディアによるものでしょう。日本語詩を基本にしているのもいい方向。 
ULTIMATE SACRIFICE

ULTIMATE SACRIFICE

 

 

9位:pacific daydream/Weezer

今年も出して、なんかむかつくんですけどちゃんといいし、こういうものを検討するときにどっちがいいデキかって考えたらどうしても上にきちゃうんですよね。なんでお前こんないいポップソング作り続けられるんだよ。
ただ、Weezerとは、みたいなこともちょっと思うぐらい、音像としてはソロっぽい。
なにもかもどうでもいいというぐらいジャケットがいい。歴代一を伺う勢い。

10位:The Iceberg/Oddisee

 意地で入れたUSラップ。トラップ全盛のなか、おもしろい音の組み合わせでグルーヴを作ろうという、おれの好きになったビートメイキングが嬉しかった。Q-TIP的というか。実にインテリジェンスを高く感じる。

 

The Iceberg

The Iceberg

 

 

その他

漏れたのを列挙。これは正直6位以下にはどこに入ってもよく、最後まで入れ替えていたところ。

軌跡 /DJ KRUSH

Style/高橋徹也

MODERN TIMES/PUNPEE

ULTRA HARD(DVD付)/ラッパ我リヤ

Culture/MIGOS

Mellow Waves/Cornelius

SHINJITERU/ハナレグミ

熱唱サマー/赤い公園

Will to Power/Arch Enemy

今年は難しいと書いた去年以上に難しく、もう無理レベル。P様を落としていいということにしてやっとまとまった。

ラップが特に難しくて、上記以外で、Oddiseeだけなんとか残したけど、DrakeとかLamerとかEminemとかJAY-Zとかようもまーってぐらい出してくれた。そこに日本勢が餓鬼、韻踏、Meisoあたりを加えてくる。

PORとWeezerは残ったけど、BECKBjörk、ノエルアニあたりの90年代の残党もね。

こうなるとBAD HOPとかゆるふわギャングあたりはかなり早い段階で消える。

幸い(?)過去作ほどよくなかったのがトリプルファイヤー、Converge、Mastodonといったところでしょうか。

そんなこって。

お子

コジンジョーホー的なアレがソレでぼやかしますけど子が生まれており、家ではかわいいしか言わないbotになりつつあります。異常にかわいいです。ギャン泣きしててもかわいいです。夜中オムツで起こされてもかわいいです。風呂に入れてる途中にうんちされてもかわいいです。

毎日少しでも早く帰ってお世話したいと思うんですけど、育児に関わらない人ってのはなんなんですかね。意味がわからないですよ。ちょう楽しいじゃないですか。もう趣味育児ですよ。イクメンとかじゃないんです。バラライカさんそいつはおれの趣味だ。

まあきれいごとばかりでもなくて、長らくろくにゲームができておりません。がんばって買ったSWITCHが未だにダンボールからすらも出せていません。抱っこひもだったら少しはできることを発見したので、それでなんとかしたいです。

まああとはフットサルもジムも行けていなんで、運動不足がちょいやばい、ぐらいですかね。

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1年以上を経てようやく書くシン・ゴジラへの疑問

シン・ゴジラが地上波放送されましたので、ずっとがまんつうほどのことではないけど言わないできた疑問について書きます。

なお。私は初日含めて3,4回劇場に通ったぐらいに好きなのですが、これらは思っている通りなら瑕疵です。それによって好きじゃなくなるということはありませんが、解決できるならより満点に近づくというものです。それを望んでいます。

 

roberto.hatenablog.com

 

①米国、欧州はヤシオリ作戦に反対するどころか支援しなければいけない立場では

最終局面におけるゴジラは完全無欠の状態と思われますが、それが見えているのは観客と、最前線で研究対策している巨災対だけです。多くに見えているのは、MOPは効くっぽいけど、爆撃機どころか戦闘機でももれなく撃ち落とすほどの絶対的な対空に無効化されているという状態のはずです。

であれば、核ミサイルを打ち込もうにも、それもやっぱり通らないということになるのではないでしょうか。どう対空(=火力)を無効化するかについて考えるなら、核ミサイルだろうが凍結だろうが、そこは共通して必要なステップです。それをやろうとしているのだから、24時間待ってくれっていう要求を拒む意味はわかりません。いやだ→核ミサイル発射→撃ち落とされる、で終わりですから。それとも着弾しなくても爆発するようにしますか?自国も危ない気がしますけど。

そして、結局対空は無効化されるのですが、なら次に試すのはMOPでなくて?

平泉成首相が駐日フランス大使に頭を下げて核を延期してもらっているという描写はどこの話?

大杉漣首相はこだわりすぎですが、この事態で最終意思決定者がヘッドクオーターを動くというのは考えにくいことです。そして、空は対空のため危険で、線路はアレですので車ぐらいしか移動手段がありません。ならば平泉成首相が行った先、フランス大使はどこにいるのでしょう?彼がその辺にいる時点で、頼むまでもなくフランスはミサイルを発射しないという立場ではありませんか?

ZARA

庵野秀明がそういうことにとことん興味がないのはわかるけどZARAて。モヨさん絡んでるならここは一言じゃないですかね。カヨコもそういうことに興味がないとしても、ならそういう人なんだという描写が欲しくなってしまいます。

納得のいく解釈をお願いいたします。

THA BLUE HERB 20周年記念ライブ at 東京日比谷野外大音楽堂 10/29

乳児がいるし、台風も近づいてきていたけど、これは行かないわけにはいかないやつでした。フジ仕様のゴア尽くし完全装備でも台風の中3時間さらされたらずぶ濡れになるという知見を得ました。人生指折り級の感動的なライブなのに、正直早く終わってくれって思っていたのは否定できない。

泣きに泣いた。ライブで聴いたことのなかったあれやこれや。10から13は奇跡を観ているかのようだったし、あのオルゴールが鳴った時点で涙腺は決壊した。

さらに貴重なこととして、O.N.Oが初めて手にした機材で初めて作った音に、ボスが初めてラップを乗せたという音源を流してくれた。過去のインタビューで知って以来ずっと聴きたかった音なのだけど、これQY-10なんですよ。それを初めてでこれ。天才なのでしょうね。

「それよりついにはお前が親か」このセリフをボスにかけてもらえるなんてねえ。

  1. WE CAN…
  2. BAD LUCKERZ
  3. AME NI MO MAKEZU
  4. 野良犬
  5. SHOCK-SHINEの乱
  6. I PAY BACK
  7. BOSSIZM
  8. WORD…LIVE
  9. MIC STORY
  10. スクリュードライマー
  11. 未来世紀日本
  12. 続・腐蝕
  13. 路上
  14. コンクリートリバー
  15. 未来は俺等の手の中
  16. WE WERE, WE ARE
  17. STILL
  18. STRAIGHT YEARS
  19. THE WAY HOPE GOES
  20. MAINLINE
  21. ALL I DO
  22. 時代は変わる Pt.1
  23. STILL STANDING IN THE BOG
  24. RIGHT ON
  25. Candle Chant(A Tribute)
  26. LIVING IN THE FUTURE
  27. MY LOVE TOWN
  28. 未来は俺等の手の中
  29. 20 YEARS, PASSION & PAIN
  30. AND AGAIN
  31. この夜だけが(1996年ヴァージョン)
  32. この夜だけは

SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50 at 日本武道館 8/16

このためだけにベルゲン入りました。

ここ1年ぐらいで義母がファンになり、なんとか観せてあげたいなという気持ちもあったので感無量。

スピッツは自己評価が低いのか大箱をやってくれないのでなかなかチケットが手に入らないし、現役感を重んじる傾向が強いから、一回取れたからといって聴きたいあの名曲が聴ける可能性はさほど高くない。ここ一番の大箱周年イベントははずせないわけです。てことで。

基本セットには文句ないのだけど、アンコールはいかがなものかと思う。なにそれ?他会場も大体そうなので、ここに例えばロビンソンみたいなものをもってきてちゃんちゃんっていうのが恥ずかしいのかなと思う。でもねー。春の歌は全然当たりの方で。場所によってはここがスパイダーで、そればっかりはなんやねん!っていうちょっとした怒りもあります。スパイダーは普通に聴きたい曲でした。

猫になりたいが聴けたのは嬉しいですね。おれは多分初。青い車がないのだけど、このB面が猫になりたいですよね。本当は猫になりたいをA面にしたかったなんて話も聞こえていたので、そういう意地なのかしら、なんて。でも空飛べもやってないしね。

そんなこんなを全部うっちゃって、本当にいいもの観たなーと思います。じんわり。

  1. 醒めない
  2. 8823
  3. 涙がキラリ☆
  4. ヒバリのこころ
  5. ヘビーメロウ
  6. スカーレット
  7. 君が思い出になる前に
  8. チェリー
  9. さらさら
  10. 惑星のかけら
  11. モリーズ・カスタム
  12. 波のり
  13. ロビンソン
  14. 猫になりたい
  15. 夜を駆ける
  16. 夢追い虫
  17. 正夢
  18. 運命の人
  19. 恋する凡人
  20. けもの道
  21. 俺のすべて
  22. 1987→
    en
  23. ハチの針
  24. 春の歌

高反発枕

もう10年以上、枕はテンピュールを使ってきました。しかし、ここ数年首肩が痛いということが増えまして、この痛いは肩こりとかだるいとかではなく「痛っ!!」と口に出してしまうようなpainのレベル。幸いゴッドハンドと呼んでいる腕のいい整体師に巡り会えたのでどうにかなってきたものの、彼いわく低反発はよくないと止められてしまいました。

長年愛用してきただけに大変にショックで、しかも買い替えたばっかりだったので、信頼するゴッドハンドといえどもそうそう諦める気にはなれなかったのだけど、そうちょいちょい通える距離でもなかったので、この度半信半疑で高反発を試してみたところ、大変残念ながら改善してしまいました。試して1週間ぐらいで明らかな実感。

籐のように硬いものを想像していたのだけど、それよりは全然柔らかく、パンパンの硬い風船みたいな感じ。ぽよーんぽよーん。何が決定的に違うかというと、多分寝返りです。低反発が頭のポジションが固定される感じなのに対し、風船ぽいのでなんというか比較すると落ち着かない。落ち着かない分、よくないポジションで固まることが避けられるということかと思います。

ということで、多分、どちらがいいということではないのでしょう。そのときどき、寝る以外の諸々も含めた生活の影響に対して適当な物を使うべきなのかと。高反発で痛くなったらまたテンピュールを試してみます。

私が購入したのはこれで、レビューにも少しあるようにやや低くは感じますが、どれもそんなに変わらないのではないですかね。前述の通り風船程度の硬さなので、このボコボコも、特にカバーをつけちゃったら全然わかりません。

 

 

マンガ大賞2017について

今年の受賞作は聞いたことのないものだったのですが、小説が題材だということと、それで高評価ということならおもしろそうだなと既刊分(6巻まで)をまとめて読んだところ、ちょっと驚きなほどアレだったので少し書きます。

高評価のコメントをいくつか読んだところ、天才と凡人を描いたもので、その描写が素晴らしいというようなことでした。そこで、まず一つ目の疑問が生じます。それはなにか特筆すべきことだろうかと。むしろ、逆に天才を用いずに物語るほうが難しいぐらいではないかと。

例えばタッチ。上杉達也は天才です。バトンを受け取ってからは努力もしますが、それでも大変な努力家である和也よりも才能だけで上にいけると匂わせる描写が初期からなされています。

スラムダンクはどうでしょう。桜木花道は初心者ということをネタにしますが、それでも練習量で補えない身体能力をもち、リバウンド王としてチームに大きく貢献します。それで弾かれる(3年間努力した)メガネ君からしたら本当はたまったもんじゃないです。

サンデージャンプと挙げたのでマガジンにいきます。はじめの一歩では主人公も天才ですが、鷹村というより上位の天才を置き、そことの比較においては凡人ということもやっています。

これだけで伝わると思うのでやめますが、天才が主人公であることは大変よくあるというかむしろ普通です。また、凡人との対比ということであれば、メガネ君はものすごくおいしいところをもっていきますし、青木と木村もそうですね。凡人の悲哀と、それでもそこへの愛情や、やりがい、生きがいみたいなものが描かれています。

響はやはり主人公が天才ですが、他はその才能に屈服するという件だけで進みます。周りは全員主人公との差に打ちのめされるだけの存在です。もうええっちゅうねんというぐらいそれだけを繰り返します。では、どう天才なのでしょう、というところに興味は移ります。

圧倒的な文章力を持つそうですが、その説明は全て周りのリアクションです。題材選択の問題ですが、マンガであらわすのが難しいことがいくつかあります。音、味がすぐに思いつくところでしょうか。スポーツであれば、豪速球やものすごいパンチを描写します。対して、音や味はそうではありません。いろいろな作家ががんばっていますが、やはり基本周りのリアクションです。それだけにそこは勝負どころ。例えば美味しんぼで地元の鮎を食べた京極さんなどが典型でしょうか。士郎の鮎を美味いとしながら、理屈じゃ説明のつかない圧倒的な、かつ絵に描けない味というものの違いを表現しました。花咲アキラは画力のある部類の作家ではありませんが、あれはおもしろい表現だったと思います。

さて、小説はどうでしょう。文字ですからマンガで書けます。そもそもそれをやらないのかよという時点で大変に失望しました。何故概要を読んだだけでおもしろそうだと興味をそそられたかといえば、そのままマンガに書けてしまう題材だからです。音や味のような工夫をする必要がないのですから。おお、そこに真っ向から挑むのならやる気を買おうってなものです。

もちろんリアクションを勝負どころとしてもいいです。しかし、響では、その後どうなるかに違いはあれど、全員ただ唖然とするだけです。それならそれで、唖然のなかにもバリエーションをもたせたり、一枚の絵として叩きつけることも考えられます。読んだとき脳裏に浮かぶ心象風景を迫力描写するというのもおもしろいかもしれません。しかし、残念ながら絵がお世辞にも上手いとはいえません。福本伸行のように、書く内容の味があって初めて評価される、よくいってヘタウマでしょう。

主人公と比べれば凡才とされた作家がどの程度のものなのかもわかりません。昔はすごかったとか、ふわーっとしたことしか書いていません。その権威付けはことごとく芥川賞です。ほかなんかないの?ってぐらい芥川賞です。芥川を取らなきゃ作家じゃないのかってセリフがありましたけど、そんなこと言ってる人いるんですか?とりあえず祖父江のモチーフのひとりであろう村上春樹は取っていませんし、現芥川審査員の島田雅彦も取ってません。本当に考えを持って文壇をテーマにしたのでしょうか。そこを周五郎だの野間だのすばるだのいうことで文壇うんちくマンガとしての側面もあったかもしれませんが。つまり、小説という題材を選んでおきながら、それがマクガフィンでしかないんです。バクマンは読みましたか?

今(6巻)ではラノベ、アニメの方向にも響いちゃう、ということのようで、その前が直木賞芥川賞ダブル受賞ですか。ものすごいぼくのかんがえた感。興味のない(薄い)題材にずけずけ入ってきているという印象が強いです。どうせならタイガーショットでネット破ってくださいよ。スカイラブハリケーンで空飛んでくださいよ。

他にどこが評価されたのでしょうか。その分野においては圧倒的な才能を示すものの、人間的に欠落があるというキャラでしょうか。殺し屋1がそうですね。殺しという粗暴な行為なのに泣き虫。奇しくも同じ殺し屋でいまやっているファブルもそうですね。1ほど極端な立たせ方はしていませんが、微妙ながら決定的なずれをよく描いてあると思います。響の場合、すぐ暴力を振るったり屋上の縁に立ったりと、自分や人(の身体)に頓着しないところですかね。それはいわゆる普通のやべーやつで例を挙げるのもアホらしいです。欠落のある人間が友情で変わる(自分はいいけど、友だちが傷つけられるのは許せない)という流れでしょうか。やはりそれ自体はみるべきことと思えません。

唯一、ちょっとおもしろいなと思ったのは涼太郎の静かなサイコっぷりですかね。あれが、響が職業作家=普通の女の子でないものになるのを阻むため、何の心もないけれど理屈だけでものすごい小説を書いて響を潰す、とか、ここにだけはおもしろい展開の芽があるように思います。いうてもそれもあるあるなんですけど、そもそも新しい挑戦である必要はないし、圧倒的な画力である必要もありません。ただ淡々と地味なテーマを描くのだって素晴らしいことです。家栽の人とかがそうでしょうか。しかし、私はこの響という作品に真っ当な意味では興味をもてません。正直なところエントリーすら疑問なレベルで、なんでこれが票を集めたんだろうという興味だけです。

基本、未読で気になるものを教えてくれる賞ぐらいにしか考えていないのですが、ここまでズレられれると他にも懐疑的になってしまいます。

最後に、これはまったく個人的な趣味の話になりますが、今年は星野、目をつぶって。がエントリーさえされていないところに絶望を感じました。トップ10の中からいうなら断然アオアシです。

以上です。