iOS10へのアップグレードに伴う★つけ廃止問題について またはCesiumのススメ

激震が走ったiOSの9月中旬のアップデートによるレート(★つけ)の廃止。おれは入手した曲はとりあえずiPhoneに放り込んで、聴いた物は採点し、基本的に★5のものだけを残すという運用で、もうなんなら10年やってきました。これによってできたアーカイブは宝というか、おれのリスナーとしての存在そのものとも言えます。それができなくなった。

代替として、もう買う寸前までiPod NANOを検討しました。デザインがいまいちなのに最低でも12kは覚悟しないとまともな状態のは買えないノリだったし、そもそもいまのAppleへの不審なのに、その同時期の製品を大枚はたいて買うってどうなん?とギリギリで思いとどまりましたが、第5世代あたりがBluetoothに対応していたらまず買っていたでしょう。そのぐらい追い込まれていました。

それなりに検索をしたところ、まあこれならっていうアプリがあったので、使用感をお伝えしたく、これを書くことにしました。第一印象と変わらないんですけど、一ヶ月使っての感想と言うことで。

Cesium

ご存じない方はこの名前をググるなり、もうアイホンから直接見るなりなさってください。

ものについては、もうぶっちゃけ悪くなる前のどシンプルなミュージックアプリそのものです。これこれ、これがほしいのですよAppleさんというそのもの。なので、欠点だけ。

まず、なんとなくもっさりしてます。★をつけるにしても、タイムラインを動かして、聴きたいところを出すにしても、どうもレイテンシーを感じる。

次に、というか、結局同じ事なんですけど、すぐ落ちるというか、立ち上げ直しになる。あ、これは採点しようと思ったとき、起動に数秒かかるのが結構なストレス。

最後に、タイムラインが動かないという自称が頻発します。特別困りはしないんだけど、もやもやはします。

とはいえ、今のクソ使いにくいミュージックよりはるかにマシです。150円ぐらい、全然損ではないでしょう。ていうか、お願いなので、とりあえず買ってください。そのお金が集まれば、上記の問題も解消できる可能性が高いです。微妙なチューニングとデバグが済めば完璧なプレイヤーなんですよ、これ。

ていうかもうiOSイヤです。恥も外聞も無くApple Music使えこの野郎ってことでしょう?もともとiTunesが無料のプレイヤーソフトとしてぶっちぎりに使いやすく高機能だったので、その流れでiPodを使い、スマホも勢いiPhoneなわけで、それはいいんだけど、ならその根本を守ってくださいよ。ここ1,2年、むっちゃくちゃに固まりますよ。言い過ぎでなく、一日一回は確実に。これが大量のデータを云々ならまだしも、★5に満たなかった10曲ぐらいを削除するだけ。これで更新の準備中だの仕上げ中(これが出たらまずおしまい。タスクマネージャーで落として再起動した方がまだ早い)だのよくわからんことを抜かして動かなくなる。

Loud Park 2016 at SAA 10/8

そもそもトリがスコーピオンズで、ウリの名前もあった時点でかなり魅力的だったのだけど、そこからの追加や日割りで、なかなかおれフェスになっていたので、決定。

SONS OF TEXAS

LAMB OF GODとかDISTURBEDの畑に咲いた花って感じのオーソドックスなバンド。そこまでかってぐらいオーソドックス。その二つはしっかり売れているのだし、これもまた期待できる。そこはアメさんうらやましいよなあ。

ZARDONIC

名前すら初めて見たレベル。METAL HEARTがガツンと鳴るからなにかと思ったらDJなのかね。それなり楽しいけど、昼を食べるタイミングが難しいのでここにってことで、離脱。

どうでもいいけどビーフなんちゃらってご飯の上に牛肉と温泉卵が乗っただけで800円したやつ。率直にいって全然おいしくなかった。多分忘れちゃうだろうけど、次は避けたい。KINGDOM STAGEの方においしそうな店まだあったし。

ALDIOUS

ここで思い出したんだけど、全体的にPAがひどい。妙に音小さかったり、バランス悪かったり。ここはボーカルの音が抜けた。なにしてんの。

基本がキャッチーで、ときどきサイサイかと思うほど。もう少しメタリックにしていただけると嬉しいかなあ。

ボーカルがボーカルですって感じの美人で、ストレートの金髪に墨ってのは好きです。

ところでドラムのお父さん(というかお母さんの再婚相手)がテリーボジオと聞いてひせくる。ドラマーとしてそれ以上の環境ってある?

MYRATH

これまた名前も存じ上げませんで。いうてもその名前から想像するイメージはあって、果たしてそういうのだったので離脱。嫌いなわけではないんですけどね。ぶっ通しだと疲れるので。

CANDLEMASS

ここで戻ってくる。そういえば観たことなかったな。ってボーカルマッツレヴィンさんでしたか。おなつかしうございます。

もっとドゥームって感じの音だと思ってたんだけど、これもまた随分オーソドックスな。マッツってそういうイメージだもんなあ。ドゥームっていうには軽いよなあ。

RAGE

その前のREFUGEを逃した痛恨を挽回しようと思っていたのだけど、これはやっぱり今のRAGEであって、おれが求めていたのはREFUGEだったのですね。

ギター、ベネズエラかどこかの人らしいけど、とても上手い。そして歌が上手い。単純にバンドとしてみたらこっちの方が上でしょう。でも、マンニのいなたさが大事なのです。

そしてそういう曲もSolitary Manだけ。寂しい。

ARMORED SAINT

この日一番の驚き。いや、ANTHRAXはジョン派なおれなので、期待はしていたのだけど、こんなにカッコいいとは。本日三回目のうわ、オーソドックス。一曲も知らないのに全部ブチ上がった。

って、MCでこれ初来日と知る。ようこそ。楽しかったです。

  1. Win Hands Down
  2. March of The Saint
  3. Nervous Man
  4. Last Train Home
  5. Chemical Euphoria
  6. Mess
  7. Left Hook From Right Field
  8. Reign Of Fire
  9. Can U Deliver
  10. Mad House

EXODUS

実は本日一番のお目当て。大好きなんですよね。谷原”ハラショー”章介さんが、スラッシュは彼らをいれて五天王にすべきだとおっしゃるのに全面的に同意します。ちょうあまりにもカッコいい。もうなにをやるかじゃないんですよね。

  1. The Ballad Of Leonard And Charles
  2. Blood In Blood Out
  3. Body Harvest
  4. A Lesson In Violence
  5. Blacklist
  6. Bonded By Blood
  7. The Toxic Waltz
  8. Strike Of The Beast

SHINEDOWN

売れているらしいのだけど、そこまで好みってわけでもなかったし、なによりすぐにQUEENSRYCHEなのでちょっと聴いて離脱。

特にバンドやる予定はないのだけど、その衣装でもなんでもなさそうな普通のスーツでヘヴィなのやるのはおれがずっとあたためていたアイディアです。くやしい。

QUEENSRYCHE

記憶が確かなら、おれが生まれて初めていったライブは彼らです。てことで、ヒジョーに複雑な思いでむかえたこのライブ。なにせ、ジェフがいない、クリスがいないなわけで、それはもう同じバンドではなかろうというところに、始まってみるとエディもいない(録音を流しているの?)しかも一言もそれに触れない。もはやこれはバンドとしてのテイを成しているのか。

てなことはさておきですね、まずはセットリストをご覧ください。

  1. Guardian
  2. Operation: Mindcrime
  3. Best I Can
  4. The Mission
  5. Silent Lucidity
  6. Empire
  7. Queen Of The Reich
  8. Take Hold Of the Flame
  9. Screaming In Digital
  10. Eyes Of A Stranger

1曲目を除き、見事なまでの、ベスト、もしくはヒストリーオブクイーンズライク。1stが1曲、2ndが1曲、3rdが1曲、mindcrimeが3曲、Empireが3曲。完璧かどうかはわからないけど、文句はつけられないでしょ。

で、このボーカルのトッドさん、声や節回しだけでなく、立ち振る舞いや衣装まで含めて99.9%ジェフテイト。無個性。このセットにおいては本当にありがたいことなのですけど、ご本人はそれでいいのでしょうか。

そして、本日のMVPであらせられるところのスコットロッケンフィールド。おれのドラムの理想形。ああ、初めからそれを見ていたんだなあと感慨深く。

CHILDREN OF BODOM

次にこの日唯一の、そしておれのフェス史上最大の悩ましい被りが控えており、ここは前のQUEENSRYCHEと挟まれた、一番割を食ったところ。それなり好きなんですけど、真ん中だけちょっと観たにとどまります。

BLIND GUARDIAN

さて、ここが良かったらそのまんま残り、微妙だったらオリジナルDOKKENという大事なところ。なんでこんなもん被せやがりましたか。

始まってみるとハンズィがベース持ってない。なんか絵的にかっこよくない。

まあ、それはいいとして、少々地味な立ち上がりで、RAGE同様、アクがなくなったかなあなんて思っていたところに、imaginationアルバムを全部やると言い出した。ありがとうございます。そこまで好きなアルバムじゃないんです。ということで、ふっきれてDOKKENに。

や、これがsomewhereだったらどうしようかと思っちゃったよ。

DOKKEN

オリジナルメンバーです。数年前、やはりラウパで恐ろしいほどの劣化を披露してくださったドン様の今年のデキはいかに。

果たして、まだ下がある、だと?というぐらいに酷い歌唱。もはやギャグ。更に悪いのが、コーラス、主にジェフのハイトーンがまったく衰えていない。サビになるともう誰がボーカルだかわかんないレベル。もう来るとわかっているけど怖くて怖くてしかたのないIn My Dreamsのど頭。

もうひとつドン様にとって悪かったのが、この後に、もう8つも上のクラウス様が完璧な美声を聴かせてくださったこと。

いうてもずっと叩かれてるのがここまでって、もうサボってるとかいう域じゃないので、ご病気なのかと思っています。それもあっての期間限定オリジナルメンバー、と。

あ、ジョージリンチはもう最高でした。

  1. Kiss Of Death
  2. The Hunter
  3. Dream Warriors
  4. Don't Close Your Eyes
  5. When Heaven Comes Down
  6. Breaking The Chains
  7. Into The Fire
  8. Alone Again
  9. Mr.Scary
  10. It's Not Love
  11. In My Dreams
  12. Tooth And Nail

SCORPIONS

トリ。まさか観られることがあるとは思っていなかった。引退ツアーっていっても、ちょっといけそうになかったし。本当にありがたい。

そしてありがとうしかないベストオブスコーピオンズ。ああ、もう、ホントきてよかった。

途中で、あれ?ドラムミッキーディーじゃね?と思って調べたらそうだった。普通に発表もされていたのだけど、その時点でのWikipediaに反映してなかった。なんて思った瞬間Overkill。あー、なんかレミーコスプレの人が2,3人いたのはそういうことなのかーとか。正直クラウス様の美声はキングオブダミ声のレミー曲と相性最悪なのだけど、そういう問題じゃなく泣けた。

さて、ポイントはどう考えてもあるだろう、ウリのゲスト曲です。おれは希望と予想が一致した、もう一点読みのThe Sails Of Charonだったのだけど、答えはWe'll Burn The Skyでした。残念。

って、逆のウリステージではそれどころか、ゴリッゴリにスコーピオンズ曲やってるけど、クラウス様とルディは参加したのかしら。

  1. Going Out With A Bang
  2. Make It Real
  3. The Zoo
  4. Coast To Coast
  5. Top of the Bill / Steamrock Fever / Speedy’s Coming / Catch Your Train
  6. We Built This House
  7. Delicate Dance (Instrumental song – Brief solo intro by Matthias Jabs. Ingo Powitzer on rhythm guitar)
  8. Kojo No Tsuki (滝廉太郎 cover)
  9. Send Me an Angel
  10. Wind Of Change
  11. Rock'n'Roll Band
  12. Dynamite
  13. Overkill (Motörhead cover)
  14. Drum Solo
  15. Blackout
  16. Big City Nights
    en
  17. Still Loving You
  18. We’ll Burn the Sky (with Uli Jon Roth)
  19. Rock You Like A Hurricane

まとめ

今年、これまでの反省を活かして指定席取りました。これが本当によかった。ていうかもうそれじゃなかったらもたなかった。正直金額的には痛いけど、今後もこの方向で。

Anker SoundCore Sport 防水Bluetoothスピーカー

Bluetoothつかってお風呂で音楽聴きたいなと適当に選んで買ったものが大当たり。

音質 

音がいいって一言でいってしまうとつまらないのだけど、不満はまったくなく、快適に長湯ができるようになりました。特にというなら低音です。手に持っててもずんずん来る感じがあり、好みによっては(特にお風呂では)少し気になるかもしれません。

音量

十分です。指向性がないので、お風呂と限らず、リビングでも十分使えます。なんならBBQとかの野外でも多分いける。

操作性

そもそもちょくちょく操作するようなものでもないのでさほど気にならないけれど、ちょっとボタンが重い。ぐっと押し込む感じ。そのボタンが真っ黒で、+や-の表示が見にくいのも不満。そこは色つけて欲しかった。

あと、これが一番の不満、とはいえ値段考えたときの妥協点なんだけど、曲送りだけでいいからできるようにしてくれたらなーとは思う。お風呂で、あ、これはいま気分じゃないというときに困る。

通話

これもまずないけど、十分できます。この操作については通話のon/offと最初のボリュームだけでいいので不満はありません。

バッテリー

10時間もつというふれこみですけど、多分、まあ、そのぐらいなんじゃないですかね。よくわかりませんが、あんまり充電はしません。

まとめ

なにより安いです。この値段でこのクオリティの商品作れるかーと感心。

おまけ

バイク乗りの方に、特別薦めるわけでもないんですけど、こんな使い方もできます。

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いいホッチキスといい定規

もちろんひとによるけれど、文房具はそうそう買うものでもなく、一度買ったら数年使うことが普通だし、特別不便を感じることもない。そして、主に仕事で使う方が多いと思いますが、大概アスクルで一番安い物しか注文できないのではないでしょうか。とはいえタダで済む物にお金出すのもバカらしく、それを使うことになる。

だけど、ふと意識を向けてロフトなりハンズなりを覗いてみると、ときどきびっくりするような進化を遂げていて、今までのはなんだったんだとまで思うことがあります。

いいホッチキス

まず、もう1年ぐらい前のことだけど、やたらめったら沢山留めたければいけない業務にあたり、指がつるところまでいったので、なにか手はないかといってみたところ見つけたこれを紹介します。 

 特筆すべきはその留めやすさで、体感これまでの6割ぐらいの力でいけます。それだけで目的は達しているのだけど、もうひとつ大きな利点があって、32枚とあるけれど、ギリ40枚弱までならなんとかなります。普通20枚半ばあたりで失敗が出始めるので、このパワーは魅力です。

さらに、これは業種によってはになるけれど、大量にファイリングする場合には最大のメリットでもある、留め跡が平という点も見逃せません。それまでのホッチキスというのは留め跡が膨らみますが、ちりも積もるので大量に重ねると、(例えば左上など)留めたところだけが盛り上がり、あまり度が過ぎると雪崩を起こします。それがかなり軽減される。(複合機のステイプル処理をイメージするといいと思います)

ということで、①一日に何度も、②30枚以上の束を、③その束を更に複数ファイリングしたり詰んだりする。このうち、一つでも当てはまる方には強くオススメします。高い物じゃありません。

いい定規

次に、定規です。ホッチキスより遙かに気にされない方が多いジャンルかと思いますが、これも進化しています。複数検討して、明らかにベストと感じたのがこれ。

 これはもうリンク先を見ていただくのが早いのですけど、簡単に特徴を述べると、大きく二つあって、ひとつは平らでなく、横から見ると実はへの字で、真ん中のオレンジ部分がラバーになっています。それを軽く押しつけることで、ラバー部分がほどよく滑り止めになるのです。

もう一つが、片方は透明プラスチック、片方はアルミになっているということです。つまり、計ったり線を引くときはプラスチックを、カッターで切るときは丈夫なアルミをと使い分けることで、どの用途においても快適に使えます。

きれいにアンダーラインを引きたかったのに滑って斜めになってしまった。カッターがプラスチックに食い込んで定規自体をダメにしてしまった。そんなあなたにやはり強くオススメします。やっぱりたいした金額じゃないので。

ちなみに、30cmもありますけど、普段使いには邪魔くさいかと思いましてこっちを。

またなにか見つけたら書きたいと思います。

BABYMETAL WORLD TOUR 2016 LEGEND -METAL RESISTANCE- RED NIGHT at 東京ドーム 9/19

あまりにもファンの質が悪くなりすぎ(加減も知らずに暴れる子供が多すぎて危ない)て、箱もここまででかくなったからにはもういいかな、これが最後かなという気持ちのこのドーム。初日だけ。

結論としては、逆にここまででかいことでアリですね。スタンディングじゃないから暴れようがない。バルコニーでのんびり。ビール売ってくれれば文句なかったのに。

セットリストは、全音源を二日間で被りなしとのことだったので、それはなかなか難しいなと思ったけど、おれにはよかった。2ndからのでライブで観たことなかったの大体やったし、これで観られてないのはメタ太郎とsis. angerという比較的どうでもいいのなので。

まあ、ソロ歌い上げの神々しさを考えると、紅月、no rainのX曲どっちかは欲しかったけどね。

しかし、終わりの2曲にフリをつけるっていかれてるよね。ホントどうかしてる。ご存じない方もそれなりにはいらっしゃると思うので、元ネタはこれ(って限定でもないけど)です。


Dream Theater - Take the Time - Images and Words

  1. Road of Resistance
  2. YAVA!
  3. いいね!
  4. シンコペーション
  5. Amore - 蒼星-
  6. GJ!
  7. 悪夢の輪舞曲
  8. 4の歌
  9. Catch me if you can
  10. ギミチョコ!!
  11. KARATE
  12. Tales of The Destinies
  13. THE ONE

高橋徹也 夜に生きるもの 2016 at Star Pine's Cafe 9/23

19時吉祥寺は勤め人には厳しいのだけど、急に暇になったのと、これだけは観ておいた方がいい的な強烈なオススメもあったので。まあ、20周年いいますしね。

オススメの理由の大きなものとして、ホーン隊がつくというのがありまして、果たしてこれは本当によかった(サックスはdCprGとのこと)。特に大統領夫人と棺から夜明けのフリーウェイの流れは鳥肌が立つほどに。

そして、そこの2曲がクライマックスではあるけれど、全体的に音の主役はベース鹿島達也さん。なんだそれはなんでそんな音が出る。なんでそんな動きになる。ジャコって生きて、ロックバンドに入ったりしたらこんなかなあと思った。

歴が全然ないのでなんとも言えないけど、好きな曲が多く、いいセットリストだったのではないかと思います。はい。

  1. 真っ赤な車
  2. ナイトクラブ
  3. 鏡の前に立って自分を眺める時は
  4. 出来るだけくらい方が都合がいいんだ
  5. 人の住む場所
  6. 悲しみのテーマ
  7. シーラカンス
  8. かっこいい車
  9. 最高の笑顔
  10. 女ごころ
  11. 夕食の後
  12. 笑わない男
  13. 赤いカーテン
  14. チャイナ・カフェ
  15. 大統領夫人と棺
  16. 夜明けのフリーウェイ
  17. 夜に生きるもの
    en
  18. 新しい世界
  19. 犬と老人
  20. My Favourite Girl

TAKUYA 25th Anniversary Concert (and Birthday Bash!) at 渋谷クアトロ 9/9

25周年とのことで、JAMの曲もやるのでカラオケ気分できてもいいですよなんてえから行ってきました。果たして本当にお祭り的な、JAMからソロ、ROBOTSだけでなく、提供曲までまんべんなく網羅したベストオブTAKUYAという内容で、彼をギターヒーローの一人とあがめ、散々ぱらコピーした者としては大満足の約3時間。

この日、もちろんのことながらYUKIはいないので、JAMにおいて、彼女の魅力で成り立っていた曲なのか、曲自体がいいのか、判断つかないみたいなところが割と解消した。特にこの日やったような、TAKUYAの決め曲といってもいい(実際OVER DRIVEをやったならほぼ全部でしょう)レベルは、YUKIの魅力を引いても十分に名曲だった。

ただ、ギターヒーローの多くが、その技術だけでなく、作曲、アレンジ能力も評価の多くを占め、TAKUYAの場合は特にアレンジ能力が大きいのだけど、自分で歌うという制限が生じたことで、ソロ、ROBOTSの曲はアレンジがシンプルになっていると確信したのは残念でも。実はJAMにおいておいしいプレイをするのは自曲より恩ちゃん曲という説が自分の中にあるのだけど、手癖の利かないひとのメロディ、コードで、自分以外の声が乗るというさらなる制限があった方が、むしろ自由になるのだなあとの思いを強めたというか。

まあ、つまり、べったべたなことを書けば、JAMはやっぱり再結成して欲しいということです。

ていうのはもうひとつあって、前述の通り、この日選ばれたTAKUYA曲はほぼ僕の考えるベストなんです。一致してるんです。あと加えるならやはり前述のOVER DRIVEか、手紙を書くよ、か。てことは、いまも彼の中でぶれてないんです、多分。

また、MCでYUKIの話はするし、恩ちゃん、公太さんも関係悪くなさそう(公太さんなんか一緒にやってさえする)なので、それぞれの活動タイミングさえ合えば、なんて夢をみるのはやっぱり止められない。

最後に、大変どうでもいいというか、関係ないことですが、ベースが束ねた黒髪、ノースリーブのブラウスにネクタイ、レフティジャズベと、どんだけ萌え要素盛るんだよというかわいい女性でした。伊藤千明さんとおっしゃるそうで、注目していきたいと思います。

  1. ROBOT
  2. Brand New Wave Upper Ground
  3. BIRTHDAY SONG
  4. コイビト
  5. RADIO
  6. Cheese"PIZZA"Large!!
  7. 夕暮れ
  8. KYOTO
  9. JUMPING JACK
  10. 堕天使BLUE [Λucifer]
  11. アルケミスト
  12. HOTARU
  13. 強くなれ [高橋瞳]
  14. マニーの虎
  15. ZERO
  16. L&P&R
  17. クラシック(一切歌わず)
    en1
  18. MOISTURIZING [AARON]
  19. ハイタテキ! [私立恵比寿中学](TAKUYA, MEG.ME)
  20. こいしょ!!!(TAKUYA, おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!, MEG.ME)
  21. ススメ! [SMAP](TAKUYA, おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!, MEG.ME)
    en2
  22. W-B-X ~W-Boiled Extreme~(上木彩矢 w TAKUYA)
  23. イロトリドリノセカイ
  24. LOVER SOUL

君の名は。(ネタバレ)

新海ファンじゃないどころか、ちょっと苦手ですらあって、最近それは泣けるエロゲってものに対する感情と似ているなと気づいた今日この頃。評判がいいので観に行ってきました。

やっぱりというかなんというか、おれの映画ではありませんでしたね。悪いとも思わないのだけど、好きな人はどこにぐっとくるのかというのもピンときませんでした。なにせ新海ワールドを成す、うざいアレがかなり薄いので。

絵はきれい(これもまた色使いがビビッド過ぎてあまり好きではないのだけど)だし、声をそろえる演出はダサいなーと思いつつもそりゃこの上なく好みの話なので、全然ダメってこともありません。相当に致命的な一点を除いて。そこを飲み込めるならまあ楽しめるのでしょう。

さて、その致命的な一点は根幹に関わる重大なネタバレなので、一息おきます。次からです。

入れ替わりに実は時差があって、って話、現実的にそれに気づかないなんて相当に考えられないことです。テレビ新聞雑誌ネット見てりゃ、人と会話してりゃニュースや話題が古いことに気づかないなんて考えられない。ましてスマホ使ってやりとりしてんだから、日付が出るでしょうが。一回ならまだしも何回も入れ替わってるのにまったく気づかない?あたまおかしいんじゃないの?そんな人たちに感情移入はできませんねえ。

このアイディアやりたいなら情報伝達のスピードが遅い時代である必要があり、かつその遠距離の移動が絶望的ではないという点で江戸ではダメで、明治?大正?昭和初期?あたりならまあなんとか?ぐらいかなあと。おれなら諦めますね。

SUMMER SONIC 2016 8/21

21日に1日だけサマソニってきました。本当は土曜日がよかったんだけど、イエローモンキーが決まった瞬間日曜に変更。

二階堂和美

初のニカさん。少し遅れて。むちゃくちゃ派手でめんどうさそうな人だな。歌はむちゃくちゃ上手いし、13人(+指揮者)もいるホーン隊、3人のコーラスってそんな売れてないだろうになんでどうしてってぐらいのゴージャスなバンド。堪能しました。

しかし今年のガーデンは動物園みたいな匂い(ニカさん)がして、オレンジみたいだなと少し懐かしく。

spangle call lilli line

これもライブは初。てかまだやってたのねって調べたら去年から動き出した?みたい。
クソオシャレ。
どれも大して変わらない地味な曲ばっかなんだけど、これだけはやって欲しいっていうただひとつ、NANOはやっぱりというかなんというか、客がわくんだよね。このバンドについて話したことはもちろん、読んだこともないのでわからんけど、不思議なもんだ。

The Yellow Monkey

おめあて。リリースされてないALRIGHTと、度肝を抜くオープニング以外全部シングルでしょう。このあいだの横浜で漏れたBURNと楽園が観られたので、このツアーでやったので逃したくないのは全部かな。ごりっごりのフェスセット。ありがたいありがたい。

で、度肝のオープニングなんだけど、うしろのにいちゃんたちが笑いで話してたまさかの夜明けのスキャット。チャカチャカの時点で笑ってたのに、出てきたのがロビンでなくまさかまさかの由紀さおり。会場ガンあがり。

続いて2曲目でBURN、3曲目でROCK STAR。歌いっぱなしの涙腺崩壊。あっという間だった。今日職場で、声すごいけど風邪ですか?って訊かれた。

あーすげえカラオケ行きたい。

  1. 夜明けのスキャット
  2. BURN
  3. ROCK STAR
  4. ALRIGHT
  5. SPARK
  6. 楽園
  7. バラ色の日々
  8. パール
  9. LOVE LOVE SHOW
  10. JAM

あ、球根がまだだ。

サカナクション

某バンドに行こうかと思ったのだけど、この時点でマリンへの入りがすごく、席を確保しないとラジオヘッド座って観られないなとこちらを観ることに。

あまり好みじゃないのだけど、大体知ってる曲だったから、これもごりごりのフェスセットなのだと思います。

しかし音悪かったなあ。

Radiohead

フジ以来だから4年ぶり?

選曲はいいのに、すげえ並びが悪い。新作の2曲を頭にもってくるな。辛気臭くなり、この時点で帰ってる人もぽつぽつ。

で、おれが最も好きなAirbagですよ。No surpriseなんかまでやる、割とサービスセットだったのに、なら頭に何かかましておけばよかったのに。全体的に辛気臭い(別にけなしてるわけじゃないんですよ。そういうバンドだし)曲に飽きた頃に通りのいい曲っていう繰り返し。

これがハイライトなんでしょね、Creep。異常なリアクション、シンガロン。あー、なるほどこれはトムだったらやりたくないのわかるわーって思った。ガキの頃作った未熟そのもの(初期衝動ともいう)で、かつこんな歌詞をみんな笑顔で大合唱。どんなすごい曲やろうとこれやったら吹っ飛ぶ。性格によりけりだけど、つらいのはわかる。

ということで、初の一回もメッセに入らないサマソニでした。

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -YOKOHAMA SPECIAL- at 横浜アリーナ 8/3

チケット取りのビッグウェーブに乗り遅れてこの段階でようやく。で、ここまでは概ね期待されているヒット曲中心のセットのようだけど、なんだかここだけ横浜スペシャルとおっしゃる。少しは不安(ヒット曲外しとかしてこないといいなとか)も募るけど、前日行った友だちがこうくるかみたいな感じで、がっかりってものではなさそうだったし、いうてもイエローモンキー、ど地味な曲だけやっても楽しめる自信があったので、気楽に。

駅から走ったぐらいかなりギリギリで、とはいえ定刻通りってこともないだろうと高をくくっていたら、ステージ上にカウントダウン。着席した時点で10カウント途中。

そして流れるRAINBOW MANのSE。え?え?横浜スペシャルって、つまり、あの頃の再現!?っと会場騒然。そして、2曲目に、どうしても外してほしくなかったけどこれまでやったりやらなかったりだったROCK STAR。はい、この日の勝利確定。代々木外れたけど、パンドラツアーが最後だったおれの復帰一発目はこれでいい、いや、これがいい。陳腐承知であえて書く。止まっていた時計の針が動き出したと。まあ、すぐに愛しあう二人の時計は止まるのだけどね(8/23参照)。

てことで、他ではやっていない、TVのシンガーとかゴージャスなんかの、SICKS、パンドラ厚めのセット。演奏や歌も全盛期そのままで、涙が止まらない。エマとロビンの無駄なエロ絡み!ROCK STARのまるでレコード通りに歌わないのにカッコいいAメロ!ASIAN BOYのサビがほぼヒーセ!

リリースされてない唯一の曲、ALRIGHTで、みんながみんな、「こんやーじゅんびー?」「ALRIGHT!!!!」。最高。また泣く。

本当の本当に惜しくて惜しくてたまらないのが、ここにPUNCH DRUNKARDがないこと。この先もあまり期待できない感じではあるけれど、もう解散しないバンドなので、いつかまたどこかでという希望は捨てずに生きます。

最後、犬小屋で完全燃焼、したのにJAM?なんだろう、そりゃやってくれて嬉しいのだけど、なんというか、こう座りが悪い。

まあ、いいや。もう一回書くけどもう解散しないバンドなんです。これから先いくらでもいろんなものをみせてくれるし、変化もあるでしょう。

嫌な話なんだけど、日記なので書いておく。途中隣の席のアレにケンカを売られました。おれは腰が悪いので、可能なかぎりは座って観たい。ということで、天国旅行だったと思うけど、おとなしいところで普通に座って手を降っていたら、隣の中年男性が、椅子を畳んだ上に座って双眼鏡で見ていたその視界に入ったらしく、思いっきりおれの手をはねのけた。よくないんだけど、夢心地からいきなりクソ現実に引き戻されたもんで、反射的になんだコラ!みたいな返しをしたところ、これは一言一句憶えてるんだけど、「見えねえんだよ!立て!」とおっしゃいました。え?ちゃんとお金払った正規の指定席で座って手を降るのがいけないの?本当は椅子畳んだ上には座っちゃだめだよね?え?え?というパニック。さらに手を出してくるので、仕方なしに押さえつけて、いいから落ち着いてくれって言い続け、周りにも迷惑だし、おれもその先楽しみたいから、「すみませんでしたね。楽しみましょう」って言って軟着陸を図ったのだけど、最後もう一回はねのけようとした手がおれの顔にヒットしてメガネが前の席まで飛びました。次なんかやったらマジで何発かくらして完全制圧のうえスタッフに突き出すという気持ちで残り2時間ぐらい。メガネが吹っ飛んでることで、前の席の人は証言できるし、後ろの人も見えているでしょう。

そのアレが端で、おれがその隣というのが不幸中の幸いでした。それがど真ん中とかだったら多くの人が不愉快な思いをしただろうし、タッパ、ガタイこそアレの方があったけど、腕力的に圧倒できるレベルだったので、そこまで不安でもなかった。もし巻き込まれたのが女の子だったりしたら、もう不安でまったく楽しめなかったでしょう。

なんてことを、さすがに忘れはしないものの、そこまで気にもせず、人生二度目のパンフ購入をするぐらいに楽しい思い出になったのはこのバンドの素晴らしさです。ありがとうありがとう。

  1. RAINBOW MAN
  2. ROCK STAR
  3. サイキックNo.9
  4. TVのシンガー
  5. ゴージャス
  6. Tactics
  7. 天国旅行
  8. 創生児
  9. HOTEL宇宙船
  10. 花吹雪
  11. 空の青と本当の気持ち
  12. ALRIGHT
  13. SPARK
  14. 見てないようで見てる
  15. SUCK OF LIFE
  16. バラ色の日々
  17. 悲しきASIAN BOY
    en
  18. パール
  19. LOVE LOVE SHOW
  20. SO YOUNG
  21. WELCOME TO MY DOGHOUSE
  22. JAM