Loud Park 2016 at SAA 10/8

そもそもトリがスコーピオンズで、ウリの名前もあった時点でかなり魅力的だったのだけど、そこからの追加や日割りで、なかなかおれフェスになっていたので、決定。

SONS OF TEXAS

LAMB OF GODとかDISTURBEDの畑に咲いた花って感じのオーソドックスなバンド。そこまでかってぐらいオーソドックス。その二つはしっかり売れているのだし、これもまた期待できる。そこはアメさんうらやましいよなあ。

ZARDONIC

名前すら初めて見たレベル。METAL HEARTがガツンと鳴るからなにかと思ったらDJなのかね。それなり楽しいけど、昼を食べるタイミングが難しいのでここにってことで、離脱。

どうでもいいけどビーフなんちゃらってご飯の上に牛肉と温泉卵が乗っただけで800円したやつ。率直にいって全然おいしくなかった。多分忘れちゃうだろうけど、次は避けたい。KINGDOM STAGEの方においしそうな店まだあったし。

ALDIOUS

ここで思い出したんだけど、全体的にPAがひどい。妙に音小さかったり、バランス悪かったり。ここはボーカルの音が抜けた。なにしてんの。

基本がキャッチーで、ときどきサイサイかと思うほど。もう少しメタリックにしていただけると嬉しいかなあ。

ボーカルがボーカルですって感じの美人で、ストレートの金髪に墨ってのは好きです。

ところでドラムのお父さん(というかお母さんの再婚相手)がテリーボジオと聞いてひせくる。ドラマーとしてそれ以上の環境ってある?

MYRATH

これまた名前も存じ上げませんで。いうてもその名前から想像するイメージはあって、果たしてそういうのだったので離脱。嫌いなわけではないんですけどね。ぶっ通しだと疲れるので。

CANDLEMASS

ここで戻ってくる。そういえば観たことなかったな。ってボーカルマッツレヴィンさんでしたか。おなつかしうございます。

もっとドゥームって感じの音だと思ってたんだけど、これもまた随分オーソドックスな。マッツってそういうイメージだもんなあ。ドゥームっていうには軽いよなあ。

RAGE

その前のREFUGEを逃した痛恨を挽回しようと思っていたのだけど、これはやっぱり今のRAGEであって、おれが求めていたのはREFUGEだったのですね。

ギター、ベネズエラかどこかの人らしいけど、とても上手い。そして歌が上手い。単純にバンドとしてみたらこっちの方が上でしょう。でも、マンニのいなたさが大事なのです。

そしてそういう曲もSolitary Manだけ。寂しい。

ARMORED SAINT

この日一番の驚き。いや、ANTHRAXはジョン派なおれなので、期待はしていたのだけど、こんなにカッコいいとは。本日三回目のうわ、オーソドックス。一曲も知らないのに全部ブチ上がった。

って、MCでこれ初来日と知る。ようこそ。楽しかったです。

  1. Win Hands Down
  2. March of The Saint
  3. Nervous Man
  4. Last Train Home
  5. Chemical Euphoria
  6. Mess
  7. Left Hook From Right Field
  8. Reign Of Fire
  9. Can U Deliver
  10. Mad House

EXODUS

実は本日一番のお目当て。大好きなんですよね。谷原”ハラショー”章介さんが、スラッシュは彼らをいれて五天王にすべきだとおっしゃるのに全面的に同意します。ちょうあまりにもカッコいい。もうなにをやるかじゃないんですよね。

  1. The Ballad Of Leonard And Charles
  2. Blood In Blood Out
  3. Body Harvest
  4. A Lesson In Violence
  5. Blacklist
  6. Bonded By Blood
  7. The Toxic Waltz
  8. Strike Of The Beast

SHINEDOWN

売れているらしいのだけど、そこまで好みってわけでもなかったし、なによりすぐにQUEENSRYCHEなのでちょっと聴いて離脱。

特にバンドやる予定はないのだけど、その衣装でもなんでもなさそうな普通のスーツでヘヴィなのやるのはおれがずっとあたためていたアイディアです。くやしい。

QUEENSRYCHE

記憶が確かなら、おれが生まれて初めていったライブは彼らです。てことで、ヒジョーに複雑な思いでむかえたこのライブ。なにせ、ジェフがいない、クリスがいないなわけで、それはもう同じバンドではなかろうというところに、始まってみるとエディもいない(録音を流しているの?)しかも一言もそれに触れない。もはやこれはバンドとしてのテイを成しているのか。

てなことはさておきですね、まずはセットリストをご覧ください。

  1. Guardian
  2. Operation: Mindcrime
  3. Best I Can
  4. The Mission
  5. Silent Lucidity
  6. Empire
  7. Queen Of The Reich
  8. Take Hold Of the Flame
  9. Screaming In Digital
  10. Eyes Of A Stranger

1曲目を除き、見事なまでの、ベスト、もしくはヒストリーオブクイーンズライク。1stが1曲、2ndが1曲、3rdが1曲、mindcrimeが3曲、Empireが3曲。完璧かどうかはわからないけど、文句はつけられないでしょ。

で、このボーカルのトッドさん、声や節回しだけでなく、立ち振る舞いや衣装まで含めて99.9%ジェフテイト。無個性。このセットにおいては本当にありがたいことなのですけど、ご本人はそれでいいのでしょうか。

そして、本日のMVPであらせられるところのスコットロッケンフィールド。おれのドラムの理想形。ああ、初めからそれを見ていたんだなあと感慨深く。

CHILDREN OF BODOM

次にこの日唯一の、そしておれのフェス史上最大の悩ましい被りが控えており、ここは前のQUEENSRYCHEと挟まれた、一番割を食ったところ。それなり好きなんですけど、真ん中だけちょっと観たにとどまります。

BLIND GUARDIAN

さて、ここが良かったらそのまんま残り、微妙だったらオリジナルDOKKENという大事なところ。なんでこんなもん被せやがりましたか。

始まってみるとハンズィがベース持ってない。なんか絵的にかっこよくない。

まあ、それはいいとして、少々地味な立ち上がりで、RAGE同様、アクがなくなったかなあなんて思っていたところに、imaginationアルバムを全部やると言い出した。ありがとうございます。そこまで好きなアルバムじゃないんです。ということで、ふっきれてDOKKENに。

や、これがsomewhereだったらどうしようかと思っちゃったよ。

DOKKEN

オリジナルメンバーです。数年前、やはりラウパで恐ろしいほどの劣化を披露してくださったドン様の今年のデキはいかに。

果たして、まだ下がある、だと?というぐらいに酷い歌唱。もはやギャグ。更に悪いのが、コーラス、主にジェフのハイトーンがまったく衰えていない。サビになるともう誰がボーカルだかわかんないレベル。もう来るとわかっているけど怖くて怖くてしかたのないIn My Dreamsのど頭。

もうひとつドン様にとって悪かったのが、この後に、もう8つも上のクラウス様が完璧な美声を聴かせてくださったこと。

いうてもずっと叩かれてるのがここまでって、もうサボってるとかいう域じゃないので、ご病気なのかと思っています。それもあっての期間限定オリジナルメンバー、と。

あ、ジョージリンチはもう最高でした。

  1. Kiss Of Death
  2. The Hunter
  3. Dream Warriors
  4. Don't Close Your Eyes
  5. When Heaven Comes Down
  6. Breaking The Chains
  7. Into The Fire
  8. Alone Again
  9. Mr.Scary
  10. It's Not Love
  11. In My Dreams
  12. Tooth And Nail

SCORPIONS

トリ。まさか観られることがあるとは思っていなかった。引退ツアーっていっても、ちょっといけそうになかったし。本当にありがたい。

そしてありがとうしかないベストオブスコーピオンズ。ああ、もう、ホントきてよかった。

途中で、あれ?ドラムミッキーディーじゃね?と思って調べたらそうだった。普通に発表もされていたのだけど、その時点でのWikipediaに反映してなかった。なんて思った瞬間Overkill。あー、なんかレミーコスプレの人が2,3人いたのはそういうことなのかーとか。正直クラウス様の美声はキングオブダミ声のレミー曲と相性最悪なのだけど、そういう問題じゃなく泣けた。

さて、ポイントはどう考えてもあるだろう、ウリのゲスト曲です。おれは希望と予想が一致した、もう一点読みのThe Sails Of Charonだったのだけど、答えはWe'll Burn The Skyでした。残念。

って、逆のウリステージではそれどころか、ゴリッゴリにスコーピオンズ曲やってるけど、クラウス様とルディは参加したのかしら。

  1. Going Out With A Bang
  2. Make It Real
  3. The Zoo
  4. Coast To Coast
  5. Top of the Bill / Steamrock Fever / Speedy’s Coming / Catch Your Train
  6. We Built This House
  7. Delicate Dance (Instrumental song – Brief solo intro by Matthias Jabs. Ingo Powitzer on rhythm guitar)
  8. Kojo No Tsuki (滝廉太郎 cover)
  9. Send Me an Angel
  10. Wind Of Change
  11. Rock'n'Roll Band
  12. Dynamite
  13. Overkill (Motörhead cover)
  14. Drum Solo
  15. Blackout
  16. Big City Nights
    en
  17. Still Loving You
  18. We’ll Burn the Sky (with Uli Jon Roth)
  19. Rock You Like A Hurricane

まとめ

今年、これまでの反省を活かして指定席取りました。これが本当によかった。ていうかもうそれじゃなかったらもたなかった。正直金額的には痛いけど、今後もこの方向で。