TAKUYA 25th Anniversary Concert (and Birthday Bash!) at 渋谷クアトロ 9/9
25周年とのことで、JAMの曲もやるのでカラオケ気分できてもいいですよなんてえから行ってきました。果たして本当にお祭り的な、JAMからソロ、ROBOTSだけでなく、提供曲までまんべんなく網羅したベストオブTAKUYAという内容で、彼をギターヒーローの一人とあがめ、散々ぱらコピーした者としては大満足の約3時間。
この日、もちろんのことながらYUKIはいないので、JAMにおいて、彼女の魅力で成り立っていた曲なのか、曲自体がいいのか、判断つかないみたいなところが割と解消した。特にこの日やったような、TAKUYAの決め曲といってもいい(実際OVER DRIVEをやったならほぼ全部でしょう)レベルは、YUKIの魅力を引いても十分に名曲だった。
ただ、ギターヒーローの多くが、その技術だけでなく、作曲、アレンジ能力も評価の多くを占め、TAKUYAの場合は特にアレンジ能力が大きいのだけど、自分で歌うという制限が生じたことで、ソロ、ROBOTSの曲はアレンジがシンプルになっていると確信したのは残念でも。実はJAMにおいておいしいプレイをするのは自曲より恩ちゃん曲という説が自分の中にあるのだけど、手癖の利かないひとのメロディ、コードで、自分以外の声が乗るというさらなる制限があった方が、むしろ自由になるのだなあとの思いを強めたというか。
まあ、つまり、べったべたなことを書けば、JAMはやっぱり再結成して欲しいということです。
ていうのはもうひとつあって、前述の通り、この日選ばれたTAKUYA曲はほぼ僕の考えるベストなんです。一致してるんです。あと加えるならやはり前述のOVER DRIVEか、手紙を書くよ、か。てことは、いまも彼の中でぶれてないんです、多分。
また、MCでYUKIの話はするし、恩ちゃん、公太さんも関係悪くなさそう(公太さんなんか一緒にやってさえする)なので、それぞれの活動タイミングさえ合えば、なんて夢をみるのはやっぱり止められない。
最後に、大変どうでもいいというか、関係ないことですが、ベースが束ねた黒髪、ノースリーブのブラウスにネクタイ、レフティのジャズベと、どんだけ萌え要素盛るんだよというかわいい女性でした。伊藤千明さんとおっしゃるそうで、注目していきたいと思います。
- ROBOT
- Brand New Wave Upper Ground
- BIRTHDAY SONG
- コイビト
- RADIO
- Cheese"PIZZA"Large!!
- 夕暮れ
- KYOTO
- JUMPING JACK
- 堕天使BLUE [Λucifer]
- アルケミスト
- HOTARU
- 強くなれ [高橋瞳]
- マニーの虎
- ZERO
- L&P&R
- クラシック(一切歌わず)
en1 - MOISTURIZING [AARON]
- ハイタテキ! [私立恵比寿中学](TAKUYA, MEG.ME)
- こいしょ!!!(TAKUYA, おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!, MEG.ME)
- ススメ! [SMAP](TAKUYA, おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!, MEG.ME)
en2 - W-B-X ~W-Boiled Extreme~(上木彩矢 w TAKUYA)
- イロトリドリノセカイ
- LOVER SOUL
君の名は。(ネタバレ)
新海ファンじゃないどころか、ちょっと苦手ですらあって、最近それは泣けるエロゲってものに対する感情と似ているなと気づいた今日この頃。評判がいいので観に行ってきました。
やっぱりというかなんというか、おれの映画ではありませんでしたね。悪いとも思わないのだけど、好きな人はどこにぐっとくるのかというのもピンときませんでした。なにせ新海ワールドを成す、うざいアレがかなり薄いので。
絵はきれい(これもまた色使いがビビッド過ぎてあまり好きではないのだけど)だし、声をそろえる演出はダサいなーと思いつつもそりゃこの上なく好みの話なので、全然ダメってこともありません。相当に致命的な一点を除いて。そこを飲み込めるならまあ楽しめるのでしょう。
さて、その致命的な一点は根幹に関わる重大なネタバレなので、一息おきます。次からです。
入れ替わりに実は時差があって、って話、現実的にそれに気づかないなんて相当に考えられないことです。テレビ新聞雑誌ネット見てりゃ、人と会話してりゃニュースや話題が古いことに気づかないなんて考えられない。ましてスマホ使ってやりとりしてんだから、日付が出るでしょうが。一回ならまだしも何回も入れ替わってるのにまったく気づかない?あたまおかしいんじゃないの?そんな人たちに感情移入はできませんねえ。
このアイディアやりたいなら情報伝達のスピードが遅い時代である必要があり、かつその遠距離の移動が絶望的ではないという点で江戸ではダメで、明治?大正?昭和初期?あたりならまあなんとか?ぐらいかなあと。おれなら諦めますね。
SUMMER SONIC 2016 8/21
21日に1日だけサマソニってきました。本当は土曜日がよかったんだけど、イエローモンキーが決まった瞬間日曜に変更。
二階堂和美
初のニカさん。少し遅れて。むちゃくちゃ派手でめんどうさそうな人だな。歌はむちゃくちゃ上手いし、13人(+指揮者)もいるホーン隊、3人のコーラスってそんな売れてないだろうになんでどうしてってぐらいのゴージャスなバンド。堪能しました。
しかし今年のガーデンは動物園みたいな匂い(ニカさん)がして、オレンジみたいだなと少し懐かしく。
spangle call lilli line
これもライブは初。てかまだやってたのねって調べたら去年から動き出した?みたい。
クソオシャレ。
どれも大して変わらない地味な曲ばっかなんだけど、これだけはやって欲しいっていうただひとつ、NANOはやっぱりというかなんというか、客がわくんだよね。このバンドについて話したことはもちろん、読んだこともないのでわからんけど、不思議なもんだ。
The Yellow Monkey
おめあて。リリースされてないALRIGHTと、度肝を抜くオープニング以外全部シングルでしょう。このあいだの横浜で漏れたBURNと楽園が観られたので、このツアーでやったので逃したくないのは全部かな。ごりっごりのフェスセット。ありがたいありがたい。
で、度肝のオープニングなんだけど、うしろのにいちゃんたちが笑いで話してたまさかの夜明けのスキャット。チャカチャカの時点で笑ってたのに、出てきたのがロビンでなくまさかまさかの由紀さおり。会場ガンあがり。
続いて2曲目でBURN、3曲目でROCK STAR。歌いっぱなしの涙腺崩壊。あっという間だった。今日職場で、声すごいけど風邪ですか?って訊かれた。
あーすげえカラオケ行きたい。
- 夜明けのスキャット
- BURN
- ROCK STAR
- ALRIGHT
- SPARK
- 楽園
- バラ色の日々
- パール
- LOVE LOVE SHOW
- JAM
あ、球根がまだだ。
サカナクション
某バンドに行こうかと思ったのだけど、この時点でマリンへの入りがすごく、席を確保しないとラジオヘッド座って観られないなとこちらを観ることに。
あまり好みじゃないのだけど、大体知ってる曲だったから、これもごりごりのフェスセットなのだと思います。
しかし音悪かったなあ。
Radiohead
フジ以来だから4年ぶり?
選曲はいいのに、すげえ並びが悪い。新作の2曲を頭にもってくるな。辛気臭くなり、この時点で帰ってる人もぽつぽつ。
で、おれが最も好きなAirbagですよ。No surpriseなんかまでやる、割とサービスセットだったのに、なら頭に何かかましておけばよかったのに。全体的に辛気臭い(別にけなしてるわけじゃないんですよ。そういうバンドだし)曲に飽きた頃に通りのいい曲っていう繰り返し。
これがハイライトなんでしょね、Creep。異常なリアクション、シンガロン。あー、なるほどこれはトムだったらやりたくないのわかるわーって思った。ガキの頃作った未熟そのもの(初期衝動ともいう)で、かつこんな歌詞をみんな笑顔で大合唱。どんなすごい曲やろうとこれやったら吹っ飛ぶ。性格によりけりだけど、つらいのはわかる。
ということで、初の一回もメッセに入らないサマソニでした。
THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -YOKOHAMA SPECIAL- at 横浜アリーナ 8/3
チケット取りのビッグウェーブに乗り遅れてこの段階でようやく。で、ここまでは概ね期待されているヒット曲中心のセットのようだけど、なんだかここだけ横浜スペシャルとおっしゃる。少しは不安(ヒット曲外しとかしてこないといいなとか)も募るけど、前日行った友だちがこうくるかみたいな感じで、がっかりってものではなさそうだったし、いうてもイエローモンキー、ど地味な曲だけやっても楽しめる自信があったので、気楽に。
駅から走ったぐらいかなりギリギリで、とはいえ定刻通りってこともないだろうと高をくくっていたら、ステージ上にカウントダウン。着席した時点で10カウント途中。
そして流れるRAINBOW MANのSE。え?え?横浜スペシャルって、つまり、あの頃の再現!?っと会場騒然。そして、2曲目に、どうしても外してほしくなかったけどこれまでやったりやらなかったりだったROCK STAR。はい、この日の勝利確定。代々木外れたけど、パンドラツアーが最後だったおれの復帰一発目はこれでいい、いや、これがいい。陳腐承知であえて書く。止まっていた時計の針が動き出したと。まあ、すぐに愛しあう二人の時計は止まるのだけどね(8/23参照)。
てことで、他ではやっていない、TVのシンガーとかゴージャスなんかの、SICKS、パンドラ厚めのセット。演奏や歌も全盛期そのままで、涙が止まらない。エマとロビンの無駄なエロ絡み!ROCK STARのまるでレコード通りに歌わないのにカッコいいAメロ!ASIAN BOYのサビがほぼヒーセ!
リリースされてない唯一の曲、ALRIGHTで、みんながみんな、「こんやーじゅんびー?」「ALRIGHT!!!!」。最高。また泣く。
本当の本当に惜しくて惜しくてたまらないのが、ここにPUNCH DRUNKARDがないこと。この先もあまり期待できない感じではあるけれど、もう解散しないバンドなので、いつかまたどこかでという希望は捨てずに生きます。
最後、犬小屋で完全燃焼、したのにJAM?なんだろう、そりゃやってくれて嬉しいのだけど、なんというか、こう座りが悪い。
まあ、いいや。もう一回書くけどもう解散しないバンドなんです。これから先いくらでもいろんなものをみせてくれるし、変化もあるでしょう。
嫌な話なんだけど、日記なので書いておく。途中隣の席のアレにケンカを売られました。おれは腰が悪いので、可能なかぎりは座って観たい。ということで、天国旅行だったと思うけど、おとなしいところで普通に座って手を降っていたら、隣の中年男性が、椅子を畳んだ上に座って双眼鏡で見ていたその視界に入ったらしく、思いっきりおれの手をはねのけた。よくないんだけど、夢心地からいきなりクソ現実に引き戻されたもんで、反射的になんだコラ!みたいな返しをしたところ、これは一言一句憶えてるんだけど、「見えねえんだよ!立て!」とおっしゃいました。え?ちゃんとお金払った正規の指定席で座って手を降るのがいけないの?本当は椅子畳んだ上には座っちゃだめだよね?え?え?というパニック。さらに手を出してくるので、仕方なしに押さえつけて、いいから落ち着いてくれって言い続け、周りにも迷惑だし、おれもその先楽しみたいから、「すみませんでしたね。楽しみましょう」って言って軟着陸を図ったのだけど、最後もう一回はねのけようとした手がおれの顔にヒットしてメガネが前の席まで飛びました。次なんかやったらマジで何発かくらして完全制圧のうえスタッフに突き出すという気持ちで残り2時間ぐらい。メガネが吹っ飛んでることで、前の席の人は証言できるし、後ろの人も見えているでしょう。
そのアレが端で、おれがその隣というのが不幸中の幸いでした。それがど真ん中とかだったら多くの人が不愉快な思いをしただろうし、タッパ、ガタイこそアレの方があったけど、腕力的に圧倒できるレベルだったので、そこまで不安でもなかった。もし巻き込まれたのが女の子だったりしたら、もう不安でまったく楽しめなかったでしょう。
なんてことを、さすがに忘れはしないものの、そこまで気にもせず、人生二度目のパンフ購入をするぐらいに楽しい思い出になったのはこのバンドの素晴らしさです。ありがとうありがとう。
- RAINBOW MAN
- ROCK STAR
- サイキックNo.9
- TVのシンガー
- ゴージャス
- Tactics
- 天国旅行
- 創生児
- HOTEL宇宙船
- 花吹雪
- 空の青と本当の気持ち
- ALRIGHT
- SPARK
- 見てないようで見てる
- SUCK OF LIFE
- バラ色の日々
- 悲しきASIAN BOY
en - パール
- LOVE LOVE SHOW
- SO YOUNG
- WELCOME TO MY DOGHOUSE
- JAM
シン・ゴジラ(ネタバレなし)
ネタバレなしはお約束しますが、本質的にはわかってたら楽しめないというタイプの映画でなく、何度観てもいいものだと思います。公開初日に観ましたが、既に二度目の券を買ってあります。つまり、絶賛。公開が終わったらネタバレ込みでここがあそこがすごいって話を書こうと思いますが、とりあえず今はここを読んでくださった方が、100%楽しめるように配慮しつつ、全力で応援するものです。
結論じみたものから先に書きますが、これは日本の総力です。日本そのものといってもいいかもしれません。
座組を見て欲しいんですけど、とりあえず主演級の名前の大きな3人。ここは普通に日本映画主役級です、が、まあ東宝がやるんだからそのぐらいは普通です。注目したいのは、それ以外の出自です。所謂人気俳優はおいといて、乾電池(柄本明)、大人計画(松尾スズキ)、新幹線(古田新太)、カクスコ(中村育二)と有力劇団のトップが名を連ねます。犬童一心、塚本晋也と監督が並びます。ANI、瀧という、日本音楽界屈指のぼんくら2トップがいます。モデル筋としてはマニア受けだった(すみません)市川実日子がいます。ああ、なんてサブサブカルカル。田口トモロヲがいないのが信じられません。原田知世とまではいかないまでも、麻生久美子でもいれば完璧だったのに。
ここに各省庁や大学の協力が加わります。正直言って、言ってることの意味がわからんというか、正しいのかどうか検証しようする気すら起きないのですが、とにかくものすごい勢いでいろんなものが襲ってきます。オタク的突っ込みを勢いで封じます。
で、そんなこと書いてちゃぶ台返しますけど、ポイントはそれだけの名前を並べて怪獣なんて好き者向けのもの作っておいて、そういう映画じゃないってところです。直球ど真ん中で楽しませにかかります。2時間弱、一瞬たりとも休まる暇はありません。カッコいいと笑い、おもしろくて笑い、ドラマに泣きで、ずっと何かしらの感情がわきおこり、心のジェットコースターやーとなります。
このサブサブカルカルな座組を、よりにもよって庵野秀明がしきったものが、ど真ん中のエンターテインメントなんです。伝わるかわかりませんけど、なんて感動的なこと。
もちろん、これだけの数ですから、殆どの名前は一瞬です。誰もが何かの貢献をしているということではなく、キャストは3人以外一律ですけど、貢献度にはものすごい幅があります。例えば倉敷保雄という方が大好きなのですが、今日までツイッターを見る限り、一人もみつけられていません。他にもそんな人いますけど、それも楽しんで欲しいので書きません。
ああ、ネタバレしないとなると、ばしっとした文章になりません。ただ、ひとつだけはっきりと言えることがあります。
これは、私の人生で一番おもしろい映画です。
そして、日本が好きになる、いろいろひどいこともあるけれど、捨てたもんじゃないって思える映画です。
それが日本の総力と書いたところでもあるのですが、であればこそ、これを経済的にも成功とする必要があります。私はパンフだけでなく、グッズももりもり買ってきました。今週も行きます。5回は行くんじゃないかな。
ぼちぼちネタバレ的なものもにじんできているし、まずは一回お早めに。これ以上に大事な用事などまずありません。いいから。いいから。
FUJI ROCK FESTIVAL 2016 7/24のみ
フジ行ってまいりました。一人で、はまあよくあることとして、今回初の1日参加。主にBABYMETAL目当てです。始発でいって翌始発で変える強行軍。
スケジュールとか、金銭面とか、諸々の手配などの面では問題なく、これからも検討に加えてもいいかと思うのだけど、体力的にはすげえ厳しかったみたい。仮眠所で4時間も寝たのだけど、東京帰って、シャワー片付け洗濯アイロン昼食済ませて、アイロンしまうにあたって冷まさないといけないなー、こんなんなら半休でも十分いけちゃうなーなんつって、軽くベッドに横になったら18時になってた。記憶がない。こわい。
MARK ERNESTUS' NDAGGA RHYTHM FORCE
初手はdCprGのつもりだったのだけど、グリーンはどうせ通るし、オススメされたので。
えらいもん観た。基本太鼓叩いて踊ってるだけ、なんだけどグルーヴがすごいというかすごすぎる。あと、終わりまで一度も演奏が途切れなかった。そんな曲あるとは思えないので、あれ多分殆ど全部即興。
途切れないし、法則性みたいなものもあんまり感じられないから、おれ程度の音楽理論では意味がわからない。ので、早々に考えることを放棄して、とはいえ暑いし先も長いので、気持よくぼーっとするに留める。本当はビール買おうかと思ったけど、体力とお金というリソースを考えて、ソルティライチをくぴくぴ。もう一回書くけど先は長い。悪くない出だし。
てかこれドイツなのね。英語がフランス語圏の人っぽかったし、なによりアフリカとの結びつきという意味でそう思い込んでいたから驚いた。
dCprG
なるよcが帽子も含めて全身真っ黒背中にドクロという、何装戦線だよという暑苦しい格好。
デートコースって多分、ちゃんと観るの初めて。通りかかったとかはあるような気もするけど、大村さん参加以降は間違いなく初めて。CDは多分全部聴いているのだけど、単独に足を運ぶってまでの入れ込みではなく、セクステットとかなんとなく観てるし、そのうち機会があるだろうと思っていたらやべー勢いですげーなかった。
まず演奏がもう全員べらぼう。そんなに上手かったらさぞかし楽しいでしょうね。基本的に上手くあらずばミュージシャンに非ずぐらいに考えているおれはこれだけでもう嬉しくてにやにやする。ご飯3杯いける。うめえ。ああ、うめえ。
大村さんが思いの外ガチにメタルプレイで、前々からよくわからなかったけど、もうこれジャズなの?という感想に。大村さんはジャズって言ってたし、特に否定することもないんだけど、大村さんがノリノリのときなんて殆どDream Theater、つまりプログレとの区別がつかない。
ここに、OMSB(SIMI LAB)が参加したなら、ラップも加わるわけだけど、そこでもまだジャズと言えるのか、というかそもそも言うのか。さらに、おれは実はかなり好きなのだけど、なるよcのアレも、ラップか?って言われるとむうううううってなる。
まあ、おれのiTunesでのJAZZタグはもう殆ど50年代のもので、さすがにそれをもってジャズってこうだろとは言えないのだけど、じゃあこれとROVOなんか(これはジャズと名乗っていないでしょう?)とを明確にジャンル分けできる人っているのかしら。
って考えると、これはなるよcによる、唯一無二の、ぼくのかんがえたさいきょうのおんがく。本当の意味でなんでもあり、ミクスチャー。ジャンルなんて関係ない、音楽は自由だとかぬかしやがるなら、ここまでとは言わんまでも、それなりの技術と知識はいるよなあとかとか。個性とデタラメ、雑、未熟は別物だぜ、というか相反するものだぜ。
なんとなくの印象で、再始動前と、その、ミクスチャー感が違って、ロック的というか、わかりやすい方によってるなあと感じるのだけど、その辺、ファンのみなさま方におかれてはいかがでしょうか。
ところで、メンバー紹介ちょっと場所離れててちゃんと聞こえなくて、ドラム千住とギター大村ぐらいしか聞こえなかったのだけど、なるよcが客席に背を向けてキーボード、はいいとして、その真後ろにパーカッション、その更に真後ろにベースで、ほっとんど姿が見えなかった。可哀相。
多分わかってきてるんだろうけど、おそらく親子連れの、中学生?って若者がBABYMETALのTシャツ着てて、大丈夫?楽しい?って見たらすごくノリノリだったので微笑ましかった。おれが君ぐらいのときにこんなけったいなライブに触れる機会はそうそうなかったよ。好きなBABYMETALみたいなポップなもののついでに幅を広げられるなんていい時代だ。そして連れてきてくれるなんていいお父さんだと思うよ。よかったね。おれもそんな夏休みを過ごしてみたい人生だった(流行語)。ついでに、学生や20やそこらで、もしかしたら?ぐらいの関係の女子と来てみたい人生だった(流行語ワンスアゲイン)。
ところで、何故か、まったく何故か思い出せないのだけど、iTunesにREPORT FROM (両方)しか残っていない。いやいや絶対全部CDあったって。実家かどっか(もうよくわからない)にジャズ箱ってのがあって、エンコ済みのものは入れてあるんだけど、そこかなあ。上述の通り、あんまりジャズだと思ってないので違うと思うんだけどなあ。この間の一斉処分のときは、未エンコのものはエンコしたから違うはずだしなあ。
DEAFHEAVEN
待ち合わせもあってホワイトが都合よく、それなりに楽しみではあったのだけど、残念ながらただうるさいという印象。メタルとシューゲイザーつうのはわかるけど、結果それただのデスメタルだよね。にしては技巧がないし。無個性だと感じる。
思い切って緑まで走って戻って、途中からでも2cellos観れば良かったよ。
目当ての一つだったのに直前キャンセルかましてくれたAvalanchesのおかげでちょう暇。STEREOPHONICSなどもちょい観るが、そんなに気分でもなく。飯食ってホワイトに戻る。
ROBERT GLASPER EXPERIMENT
BABYMETALのための前乗りではあるのだけど、演奏が上手いのはなんでも好きなので楽しい。特にドラムの人はなんですかあれ。ハイハット刻みを止めずに、左手だけでスネアタカタンタカタンタタタタとか普通にやらないでくださいきもいから。
最後smells likeのカバーで笑う。フルコーラスやったのだけど、2コーラス終わったところで後ろの兄ちゃんが、これNIRVANAじゃない?とか言い出して更に笑う。いま?
この時点であからさまなBABYMETALの客が多く、おそらく規制だったと思うけど、きたからにはちゃんと楽しもうとしていて概ね地蔵ではなかったし、ロバートさんのお客さんも入れ替えで結構出て行ったので、懸念されたほどのひどいことにはなりませんでした。までもグリーンでやれというのは変わらないけど。
BABYMETAL
かわいかったです。ちょうかわいかったです。コレ観に老骨に鞭打ってきました。
演奏もいつも通りだけど、BOHさんのベースがいつもよりはっきり聞こえてよかった。
ただ、リハでやったのだから、あわだまはやれ。
客はまあ、いつもの、常識からするとちょっとひどい方々です。女性や子供には本当にきついと思う。
あと、考えてみると知人の目のあるところでダメジャンプはともかく、「ばきゅん!」とか「イエスタデー!」とかやったのは初めてで、今になって恥ずかしい。ロキノンだとヘタすると職場の(若くてものすごくかわいい)女子と出くわすので気をつけたい。
なお、ここでだけちょい雨。天候には恵まれたな。
- BABYMETAL DEATH
- ギミチョコ!!
- Catch me if you can
- YAVA!
- イジメ、ダメ、ゼッタイ
- メギツネ
- KARATE
- Road of Resistance
Explosions In The Sky
申し訳ないけど時間つぶしに座りで。
つかみがオッケーじゃなさすぎる。チリペッパーズ目当てにそろそろと立ち上がったあたりですごく盛り上がってた。はなからやってほしかったなそれ。
RED HOT CHILI PEPPERS
不満。まあ、ジョンがいないのだし、お年なので仕方ないけど、新譜も含めて地味すぎます。
一応これはやってほしいよね、っていう、scar tissueとかby the wayとかunderとかgiveとかはサービスとしてやったくれたけど、あとはこれたぶん新譜ですよね。聴き込んでないからわからないけど。
- Goodbye Angels
- Dani California
- Scar Tissue
- Dark Necessities
- Parallel Universe
- Otherside
- Look Around
- The Getaway
- Californication
- Go Robot
- Under The Bridge
- Detroit
- By The Way
en - Dreams Of A Samurai
- Give It Away
電気グルーヴ
battlesはもう体力的に無理で断念。
解散後、ひとりで。ノンストップリミックスで、NO、富士山ってところで離脱。どうもアンコールでシャングリラ、はともかく、虹やったらしく大変に悔しいのだけど、終バスがなくなるし、いうてももう20時間ぐらい活動してるので限界。さようなら。
正直ケンタウロスみたいな演出を期待して選んだので、そこはちと肩すかし。普通でした。やでも瀧はやっぱいいよね。見てるだけで幸せになれる生き物だ。
今年は以上になります。
クリーピー(ネタバレに特に配慮しません)
なんで観る気になったのかよくわからなくて、なんとなくおもしろいんだろうなと思って観に行ったらあなた、ってハナシー。もうぐっだぐだです。
前情報なしだったので、前半はどうなるんだろう、とか、そもそもこれはホラーなのか、サスペンスなのかとドキドキはする。でもこれからくりがあって、殆ど終始といっていいぐらい、暗くて不穏な音を鳴らしっぱなしなんです。(どうも後から調べた感じでは黒沢清監督の手癖みたいなもんらしいけど)極端に光のコントラストをつけるのもそれを手伝う。尋問(ではないけど)中、追い詰める状況になると真っ昼間なのにどんどん暗くなる、みたいなのね。で、これは時間経過ですぐ慣れます。慣れたらもうそれが普通です。ドキドキしません。
さらに後半がまずいのが、犯人つうか、もうそれはわかってるだろうからネタバレでもなんでもないですよねってことで、香川照之なんですけど、彼の行動原理も実際やってることもその裏付けも無茶苦茶でまったく説得力がない。わけがわからないから怖いということにもなっていない。ただただアホらしい。それを、ああ、あの人ならできるのかもってできるとしたら演技による勢いだけだけど、さすがの香川照之いうてもそこまでのもんではないですよ。ていうかアンソニー・ホプキンスでも無理ですよこんなん。
まず初手ですけど、その家なんですか?宇多さんがこれをフレッシュな表現としてて耳を疑ったのだけど、こんな家ないですよ。ってね、異常者がその趣くままに作ったっていうならいいんですよ。でもこれ乗っ取りなんですよね。てことは乗っ取った家の人がもうキチガイじゃないですか。それをふーんとは流せませんよ。
で、その異常な家に、どいつもこいつもガンガン入っていく。おれだったら、踏み入れてあんなんなってたらとりあえず逃げますね。ダッシュで。おれだったらって書いたけど、普通逃げるって。逃げないまでもちょうビビるって。誰か呼ぶって。で、あんなとこ入って殺されたっつっても、そんな不思議じゃないよね。今にも殺されそうだもん。だから驚けない。
東出くんはさ、免許と本人が違う時点で確信してるはずだよね?即応援呼ぶところじゃん。なんで入っていくの?怒らないから教えて?これは笹野高史さんも同じですね。天丼だからもう笑いどころですね。で、穴に落っこちて、手差し伸べられてほっとした顔しますよね。あなた香川照之を犯人と疑ってる立場ですよね。動くな!っていうところじゃないですか?なんで手取ってんの?あれは実は犯人は香川照之じゃありませんでしたっていう以外ないやり方ですよ。
次ですね、もうどこから手つけていいのかわからないぐらいなんだけど、娘さん、藤野涼子さんの話しますか。他が全員薬でやられてるのに対し、この子だけしらふで従ってますね。なんでですかね。仲良くふるまってるのはなんで?ってトレーラーの時点での疑問ですよね。これ、わかりません。いや、洗脳を受けてっていうんでいいんですよ。でも、ちょいちょい反抗するし、致命的なリークを試みますよね。最後なんてざまーみろって言いますよね。なんなの?マジで。じゃあお前が警察に言ってりゃ(この二件については)なんも問題なかったろうよ。お前が助けてくれって逃げ込んだから西島さんは通報したんだよね。で、事実として香川照之は家主じゃないんだよね。じゃ、自分が呼んだのでなくても警察が来たならそう証言するところでしょう。それで解決じゃん。トレーラーで出てた、「あの人お父さんでもなんでもありません。知らない人です」ってすげえキャッチーだけど、それなのに成立しちゃうロジックがないなんて信じられないよ。で、警察も普通あんだけ意味分かんない状況なら誰かを連れて行く前にとりあえず話聴かせてくれってなるでしょう。だって、香川照之が通報したにしても、それがどういう内容であったにせよ、現場の警官にはなにがどうなってんだかわかんないじゃん。急いで連行する必要もないし。例えばどこかでケンカになってね、ムカつく相手を通報して、ちょっと怒らせたところに警察到着するようにしたら何も訊かずにガラ持ってってくれんの?ってことじゃん。もうシュール系のなにかとしか思えない。
流れなので警察の話もうちょいしますかね。ど頭、まだドキドキしてたし、期待もあったんで流したけど、連続殺人犯を取調中に凶器つきで逃がすって。99.99%ありえないよね。そんなことがあったなら、それこそが最大の謎として映画のテーマになりえるよね。この犯人主役だよね。ハンニバル・レクターだよね。で、逃げてから集まるの早いねー(つぶやきシロー風)。撃つのも早いねー。
あと、撃つといえば香川照之が持ってる銃がシグなんだけど、これは警察が使う銃じゃないですかね。トカレフマカロフにしておけばまあ流したんだけど、シグが一般人のもとにあったら説明が要ると思います。多分なんも考えてないよね?そういう雑さぼくは嫌いです。
あとなに、東出くんが殺されたあと、残されたPCに香川照之(というかそれがなりすましてる人)を調べてた形跡があるんだよね?どスルーですか?消したの?どうやって?東出くんに借金があったみたいなこと言ってて、つまりそういう情報操作ができる人なの?じゃそもそもそのなりすましてる相手の情報も書き換えろよ。金の力でどうにかしたの?にしては乗っ取った家の預金がなくなっちゃって困るみたいなこと言ってて、金が余ってる感じはしなかったんだよね。なんでもいいんだけど、説明しろや。流せねえよ。
えー今度は竹内結子さん。そもそもなんですけど、めっちゃ気味悪がってたのにシチュー持っていくのなんでだろーなんでだろー。惹かれる要素一個もないよね?描いてないよね?ていうかそんな相手にそんな大量のシチュー余ったから持っていくってのもなかなかサイコっぽいよね。で、いつのまに薬打たれたの?まああの謎の薬と道具ならどこでも打てるだろうけど、あれ他の人みんな打たれた瞬間わやじゃん。でも普通に行動してるよね?
ていうかその薬なんなんだよ。シャブとかじゃないよね?ぼくのかんがえたさいきょうのくすり、だよね。依存性が高くて、打った瞬間自我がなくなって、打った人のいうことしかきかなくなるなんてすごいねー。それいくらすんの?どこで買うの?無限にあるの?
まだまだいくぞー(劇中セリフ)。川口春奈さん、三番目に出てくる名前なのに、実質話に関係ありません。香川照之が巻き起こした事件の直近の犠牲者というだけで、彼女の言うことはなにも話に影響してません。ただ、西島秀俊が異常だということの説明のための装置です。意味なさすぎて可哀相です。マジメに考えれば、なんで彼女だけは免れたのかって重要じゃないですか?いなかったらちょうどいい?なにが?藤野涼子さんはめっちゃ従えてるのに?顔も見せてないの?どんな状況なのそれ。
その三軒の家がコの字になってる状況がってなんだったの?そこも説明しないの?最初に書いたけど、香川照之の行動がわからないの。お前藤野涼子の母ちゃん撃ったよな?ていうか川口春奈家全滅させてるんだから、おそらく最後は手くだしてるよな?さっきのその薬なんだよって話に繋がるけど、なんでそれで、犬が邪魔?ぐらいで?一番やばい相手に拳銃を渡すの?ていうか自分で言ってるけど銃ちょううるさいよね。山奥でもない住宅地でそれやらせる?ナイフでもなんでもよくね?
で、西島さんはそこに至るまでに、薬を打たれたのは狙いなの?とりあえず香川照之は自分じゃ手をくだせないっていうロジックはまったく崩壊しているんだけど。狙いじゃないの?竹内結子がやっぱり裏切ったの?じゃ最後はなんなの?どっちなの?それ書いたとおり藤野さんもそうなので、お前らホントわけわかんない。
藤野さんちが日野だっけ、で、川口さんちが稲城だっけ?近場で済ますなおい。調べたところ、日野に確信がないけど、両方多摩中央署なのかな?そこまでのことすんなら管轄(都道府県)ぐらいまたぎたいねえ。まあ川口家の死体隠すのも隣の家とかだからもうあんまもの考えてないのよねこの人。隣殺す意味わかんないし。隣殺すなら藤野さん殺せよ。この雑さで何件こなしたのかね。運がいいね。運がいい人は怖いかもね。
あ、隣殺す意味として、唯一入れ替わった可能性に気づく人ってのがあるんだけど、それってかなり根本的な問題で、どうしようもないよね。それ言い出したら引っ越す度に周り皆殺しにしないといけないじゃん。今回なんてとってつけたように他人に関心がないっていう人なのに。で、そのおばちゃん、関心がないって言っておきながら鬼だの人の心がないだの漏らすあたりブレブレ。
根本的な話、これ北九州のあれが下敷きなんだよね?なら上手いこと人心を操るそのテクニックの怖さにしなきゃダメじゃん。なのにすごい薬とそれを簡単に打てる道具でしたーってドラえもんかよ。もう全然怖くないよ。そんな薬ないもん。それを実行するために薬は当然そうだけど、拳銃とか車とかまあもろもろ結構な金かけてんのよね、この人。そこまでするメリットあんの?ってぐらい。北九州のは手練手管だけだから徒手空拳でもいけるし、もしかしたら身近にいるかもって恐怖になるんだよ。
細かいことだけど、逃げるとき車のナンバー取るのなんで?フレーム削ってすら意味ないんだけど。おまけにそれを隠匿する理由がない。そもそも、隣の家で住人と、何故か刑事が一緒に、ガス爆発なんてわけのわからん死に方してて、逆の隣の一家が失踪するんだよね。その真ん中の家をその死んだ刑事が調べてた痕跡があるんだよね?めっちゃ面も晒してるよね。自分から通報までしてるよね。なにをどうしたって詰みだってそんなん。
最後は妻に裏切られて薬打たれたけど、さいきょうのくすりには弱点があって、サイコ(香川照之と同類)の人には効かなくて(そんな説明一切ないけど)、(やっぱり理由はわからないけど)効いたフリして従って、わざわざ手錠かけられて、手錠かけるってことは信用してないのに、香川照之は犬が邪魔だなーだけど自らの手は汚したくないなー散々殺してるけどやだなー君撃って?って手錠外して銃を渡す。で、やられる。竹内結子も藤野涼子も散々裏切ったり手伝わなかった割にそれを喜ぶ。とってつけたように、その夫婦は一見仲睦まじいようだけど実は崩壊してました。理由は夫もサイコだからです。でいいですか?
宇多さんこれはクソ映画ですよ。普通にレビューするのは違うと思います。クソをこんなクソなんだってゲラゲラ笑う楽しみみたいなものもあるので、イコールつまらないわけではないけれど、あのレビューで観に行ったのなら、騙された!って憤るところです。
好意的な筋を見ると、基本黒沢清監督のファンなんですね。おれはこれがはじめてなんでどの程度マジメに観ればいいのかわからなかったってのもあるかも。
とにかくちょっと例を観ないレベルのクソ。一言でいってバカのドミノ倒し。最低。森田模倣犯を軽く上回る。オススメ!
TOO YOUNG TO DIE(配慮もしてるけどネタバレがないわけでもない)
はっきりと酷評です。
全然おもしろくない。これをいうと映画ってなによ?って話になりますけど、映画になっていません。プロットはギリとして、演出、編集が、強いて言うなら舞台のそれ。
笑いが殆ど属人的かつ出落ちなので、キャストを見ることがネタバレ。文脈の読めない人にはきついし、20年と言わず、10年で大半が意味不明になるのではないかしら。いっこだけバラすけど、皆川をそう使ったらもう映画じゃないじゃん。そういうリアリティは放棄するのね、ってことじゃん。
宮藤官九郎の絡んだ映像作品で、脚本を酷いと思ったことはないので、これは監督としての力量不足です。
脚本、プロットにも不満は多く、一つだけ書くと、7回ルールっている?とりあえずそれでいろいろ台無しですよね。うまく人間でよみがえれてもカウントされるんだから、いつか必ず地獄エンドじゃん。そこになにか希望あるの?そもそも地獄に落ちる線引きがあやふや&地獄から天国にはまず行けないわけで。なんで動物で死んだら即地獄なのかも説明つかんよね?なんも悪いことしてないというかできないんだから。てことはどこかのタイミングで地獄になったらまず地獄エンドなのよね?で、落としどころが地獄サイコー!ってそれしかないし、つまんなくね?
あと、音楽がすごく大事な映画だと思うんですけど、ここが足りません。too young to dieはまあいいです。しょうもなさもひとつの演出でしょう。ただ、天国、これはダメ。一聴してすげえ名曲ってならないといけないのよ。そのために現世への未練を断ち切るほどなんだから。少なくともlet it goじゃないといけないのよ。さもないと潮が引くように興味がなくなっちゃう。
向井とKYONOの名前がちょいと見えましたが、向井は向井だからいいのであって、こういう機能を求められる案件に応えるような職業作家では全然ないと思います。
最後に一つだけ褒めます。ボンジョビっていう笑いどころがあるのですが、このためにチケット代払ったと納得することにしたぐらい笑いました。
あ、あと尾野真千子の死神は個人的にツボで、すごく可愛く魅力的でした。
以上です。
フラワーカンパニーズ 47都道府県ワンマンツアー「夢のおかわり2016」 at 恵比寿リキッドルーム 7/2
ちゃんとまとめて書く余裕がなくてこんなに経ってしまった。まだ余裕はないのだけどさすがに月内には書きたいので。
なんと武道館以来のフラカン。久しぶりすぎる。あれだけ盛り上げておいて、東京の公演がこんなに少ないってのも残念だけど、その分他回ってるのだから仕方ないですね。
この日一番の驚きは竹安です。すごくちゃんとしてる!自分の番になったらちゃんと喋る、のみならず、圭介が詰まったところで助け舟を出したりして、なんというか、ステージに貢献しようという前向きな姿勢が感じられた。コーラスも多分これまで以上にちゃんとやってたし、ジレを衣装にするってのも、前さんのオーバーオールや小西のツナギほどでないにしても、キャラ付けはあった方がいいと考えたのでしょう。武道館から意識が変わったのかもしれない。素晴らしいです。感動しました。
セットリストもよかった。巡り合わせみたいなもんだけど、個人的にはやって欲しいけどあんまりやってない曲をたくさん聴けて嬉しかった。唇なんて武道館用のミニに入ってるやつだけど、すごく好きな、70年代ハードロックみたいなフラカンの違った一面の聴ける曲。他にももろもろ。薄い影なんてレアらしいね。
目玉は深夜高速。ただの深夜高速じゃない。MCで圭介が楽曲提供をよくしているという話からのその対象のひとりである夏木マリをゲストに呼び込んでのスペシャルバージョン。いやーよかった。続けて圭介が夏木さんに提供した曲。基本的に夏木さん癖がすごいんじゃの人なので、あまり歌詞は聞き取れなかったのだけど、それは失敗じゃないぜ、だったかな?そこにぐっときました。
翌日はフリースタイルダンジョンのモンスターズウォーの放送観ないといけないから諦めたけど、基本被りなし(そしてゲスト無し)っていうから本当は観たかった。オーバーサーティーのみんなはもっと、観たことないなら一度はフラカン観ましょう。大人ならではのぐっとくるっていう感覚を味わえますよ。
韻踏合組合 夏の陣2016 ~REAL GOLD~リリースツアー at CHELSEA HOTEL 6/5
フリースタイルダンジョンの流行なんて吹けば飛ぶようなペラいもんだなーと思わされる客の入り。てか、韻踏が単独やろうってのにこの箱って時点でもうお察し。ライムスとかTBHみたいに直接関係ないものとして活動してるならともかく、ERONEが審査員、HIDAがチャレンジャーで出てきてるのに、って考えたら。アルバムも出たばっかで、一網打尽はリミックスで盛り上がっているように見え、クラシックになったのかと思ったこのタイミングでねえ。最低でもクアトロ、できればリキッドぐらい埋められないと先がないよ。なんもいえねえ(流行語
ライブ自体は文句なく最高でしたよ。その一網打尽だけでなく、前人未到とか揃い踏みみたいなマイクリレーの決め曲全部盛りぐらいで楽しかったし、Y'Sゲストで釣りに行くみたいな、ちょっとはずしたのもあった。
日本語ラップ界の空洞化現象ってのがおれなりにあるんだけど、今度書きます。