SCOOBIE DO ダンスホール野音 at 日比谷野外音楽堂 10/4
演奏も選曲も素晴らしく、20週年っていう節目にふさわしいライブだった。周年ライブってファンのものっていう感じがするけど、総括的な選曲、演出になると考えると実は一見さんにこそオススメなんだよね。
前回の野音はよく憶えていて、直前にライムスのKing Of Stageが野音であって、そこにスクービーも出ていて素晴らしいサポートをしていた。そこでチケットを売っていたので、これはお返しにライムスがいいサポートをしてくれることは間違いないだろうと買いたかったのだけど、おりしも2006年6月、ドイツワールドカップ真っ最中で、とにかく結果情報が入る前に試合を観ることに忙しかった。ということで悩みに悩んで行かず、DVDが出たときはすぐに買って観て、行かなかったことを後悔したのです。コヤマが意外と入ってなかったって言ってたし。
その前回はライムスだけでなくソイルも参加して実にゴージャスなライブだったので、今回は逆に4人だけでやるだろうなと思っていたらやはりその通り。その意気やよし。そりゃライムスには出て欲しかったけど、代わりにおもしろいものが観られたのでよかった。というのは、”What's Going On”と”やっぱ音楽は素晴らしい”のライムス2曲をラップを省かず、メンバーラップで乗り切ったのです。曲の魅力を損なわないで済むし、サプライズだしでこれをやりきったのは大きい。ラップ聴く楽器弾きの人はわかると思うけど、ドラムはともかく、棹物はすげえ難しいんですよ。ちょっとやそっとの練習じゃなかったはず。ちなみに、”What's Going On”はDさんをリーダー、宇多さんをシュウ。”やっぱ音楽は素晴らしい”はやはりDさんをリーダー、JINさんをジョー、宇多さんをMOBY、でした。
バンドにかぎらず、エンターテインメントは続けることにものすごく大きな意味がある。シュウは「ずっとやろうぜ!」って言ってくれた。ライムスもフラカンもずっとやってる。筋少だって戻ってきてくれた。おれらも人生だから、気分が乗らなくて音楽自体から距離を置いたり、仕事や育児が忙しくて行けないこともある。でも、彼らはそんなおれらが戻れる場所を用意してくれている。サザンやラルク、ミスチルみたいに大金になるわけじゃないのに。これでこそ初めて生き方としてのロックってものを示せるんじゃないの?みんなちょっと(どころじゃないかもしれんけど)売れなくなったぐらいでやめないでよ。そんなことを思いながら聴く”やっぱ音楽は素晴らしい”は心の底に響いた。実にいいものを観た。
しかししつこく書くけどなんでスクービー売れないかねえ。曲がキャッチーかつカッコよくて、演奏が上手くて、MCが熱くておもしろくて、衣装もキマってる。男前もアフロもいる。ファンク一辺倒じゃなく、最終列車や月光みたいなメローな曲も書ける。他になにをしたらみんな買ってくれますか?ライブ来てくれますか?野音翌日の月曜日にCUEやるぐらい勤勉だから、思い立ったらどこかですぐ観られますよ?是非是非。
本編には関係ない話①
トイレに行ったら立見エリアにミスター小西がいたので、「武道館行きます!」って言って握手した。「ありがとうございます!」って返してくれて、あの笑顔まんまの感じのいい人だった。
本編には関係ない話②
花がいっぱい届いていた(何故かライムスなし)けど、やっぱり五郎丸が「SCOOBIE DO先輩へ」って書いてたのに皆騒いでた。タイムリーだけど、きっと出国前に手配したんだよね?よかったね、活躍できて。
- バンドワゴン・ア・ゴーゴー
- 結晶
- Get Up
- パレード
- PLUS ONE MORE
- What's Goin' On
- Beautiful Days
- アフィルグ
- OH YEAH!
- ゆうべあのこが
- ミラクルズ
- ラストナンバー
- 茜色が燃えるとき
- ROPPONGI
- きまぐれ天使
- Steppin' Loud
- MIGHTY SWING
- 月光
- 最終列車
- イキガイ
- 真夜中のダンスホール
- LIVE CHAMP(新曲)
- トラウマティックガール
- Disco Ride
- ロックンロールは未定
- BackOn
- 新しい夜明
【EN1】 - つづきのメロディー
- やっぱ音楽は素晴らしい
- Little Sweet Love
【EN2】 - 夕焼けのメロディー