2015年振り返り(音楽編)
今年よかったアルバムのまとめ
1位:Bitter,Sweet&Beautiful/RHYMESTER
間違いなく一番回数聴いた。メッセージ曲、ノリ曲、おちゃらけ曲、泣かせ曲のバランスがよく、ここからライムス入ってもいいのではないかというぐらい、歴代でもリスペクト、グレイゾーンに迫る名盤だと思う。ちなみに個人的に一番いいアルバムなのではないかというのはウワサの真相なのだけど込み入った話なのでまた今度機会があれば。
Bitter,Sweet&Beautiful(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付)
- アーティスト: RHYMESTER,PUNPEE,Mummy-D,宇多丸,DJ JIN,Sugbabe
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: CD
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2位:IN THE NAME OF HIPHOP/tha BOSS
間違いなく二番回数聴いた。TBHってアルバムでいうと2枚目までがやばくて、なにが違うかといえばトラックで、3枚目以降、何考えてんだかまったくわからないような不気味なトラックがなくなって小奇麗になってしまって、TBHである意味がちょっと怪しくなってきていた。それを更に明らかにしたのが今作で、外部のトラックメイカーで固めたこれも、やはりTBHに聞こえてしまい、ソロって感じがしなかった。
とはいえデキは大変によく、また、「日本のウィルスミス?はいはい」と揶揄したユーちゃんをゲストに迎えた”44 YEARS OLD”はそのタイトル通りの重みを感じさせてくれる、これ1曲でもこのアルバムを聴く価値があるといえるかもしれない。
あとは、ライムスとの曲を作ってくれたらおれ感涙なのだけどな。お互い評価しあってるのはもう明らかだし。
IN THE NAME OF HIPHOP (1CD通常盤)
- アーティスト: tha BOSS
- 出版社/メーカー: THA BLUE HERB RECORDINGS
- 発売日: 2015/10/14
- メディア: CD
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3位:日本/八十八ヶ所巡礼
もともと素晴らしい演奏力と、それを全部叩きつけるようなアレンジで圧倒してきたバンドだけど、そこにさらにキャッチーさを増してきた。全曲に★5をつけてしまった。
4位:DAWN/AIMER
素晴らしい歌唱にLAST STARDUSTというキラーチューンが加わったことで、個人的にはビョークと比肩するほどの歌姫に。
5位:透明な色/乃木坂46
48系もきらいじゃないけど、こう正統派(?)で上品(?)なのが珍しい昨今、これだけのクオリティーを2枚組で成し遂げたのはすごいと思う。
6位:Obscure Ride/cero
今年はこれだよね。去年のディアンジェロのアプローチそのまんまだけど、まあこれからの音なんでしょう。全国10万人のフィッシュマンズ欠乏症患者の光に。
7位:Tree/SEKAI NO OWARI
どポップ。深瀬のキャラはアレとしても音とはわけて考えてほしいよねえ。こいつらの音をバカにするやつはホントセンスないと思う。
8位:おまけのいちにち(闘いの日々)/筋肉少女帯
レビュー書いたとおり、概ね満足はしてるんだけど、どうにももうひとつ心に残らなくてこの順位。キラーチューン大事。や、本当にいいアルバムなんだけどね。
おまけのいちにち(闘いの日々) (初回限定盤) (DVD付)
- アーティスト: 筋肉少女帯
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 2015/10/07
- メディア: CD
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9位:Tabitabi/Every Little Thing
基本ファンなので。これがあれば十分というほどのベストCDがついてるから、ここから入るのはいいと思う。
Tabitabi + Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜(6CD+2DVD)
- アーティスト: Every Little Thing
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2015/09/23
- メディア: CD
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10位:SPOT/lyical school
ちいと停滞してると感じてる日本のヒップホップシーンへのカンフル剤。ちゃんとヒップホップアルバムでありながら、アイドル。そして、ライムスを始めとした、日本語ラップの文脈にきちんと乗っているのも素晴らしい。ライムベリーとともにがんばってほしい。
その他
星野源は間に合ってない。
洋楽が一つも入らなかったのはたまたまというか、まあ、あんまり聴いてもいないのだけど、いつもだったら出たら入りそうなBLUR、Coldplay、Iron Maidenといったビッグネームがハズレだった。MUSEとADELEについてはハズレというのはちょっと申し訳ない感じで、いい曲も入っていたのだけど、全体的には眠いアルバムが多かったような気がする。もしかしたらいいのかもしれないけど、聴きこむ気がおきないというか。特にColdplayはもう次聴かなくていいかぐらい。ロキノンはこれ1位にしたんですって?マジならマジか。
話題のJulia Holterも個人的にはあんまり響かなかったな。
あと、ジャニーズは若いのはチェックしてないけど、関ジャニがちょっと期待はずれだった以上に嵐がよくなかった。なんじゃこりゃ級。キラーチューンゼロ。明らかに今までで一番よくないアルバムだと断言できる。最大のブランドなんだから、もうちょっと練れるでしょていうか練るべきでしょ。
紅白見ながらこれ書いてる。なんとか年内間に合った。