暗い歌を3曲ほど

今週のお題「私のテーマソング」

テーマソングというか、落ち込んだときに、落ち込みの種類に応じて聴く曲を3つ。

労働に病んだとき

目指すところはあれど、日々の労働がきつく、お金がきつい。そういうシチュエーションを滔々と述べた後、「OK 余裕。未来は俺等の手の中」と締める。これは多くの人にそのまま当てはまると思う。つらいときはこれが蘇りの呪文になるのです。みんなも唱えよう。

何時だろうと朝は眠い ぎりぎりまで寝て飯も食えずに
10時5分前の地下鉄に飛び乗る 「5月2日なんすけど、
ライブなんで休ませてほしいんすけど」 「それよりも悪いんですけど、
今月でやめてほしいんですけど」 OK 余裕 未来は俺等の手の中


THA BLUE HERB / 未来は俺等の手の中 - YouTube

死について考えて暗くなったとき

若くして亡くなった一人の青年に捧げる詩。個人的な話、おれは学生のうちに母を亡くしていて、そのときの母の年代が近づくにつれ、死ぬときに生きててよかったって思うってのはどういうことだろうなということを考えるようになって、これはそれに対する漠然としてはいるけど答え。死を迎えるときも、見送るときも、こういう心境でいればいいかなあと。「現実には別れるのを覚悟の上でオレたちは出会う」のです。

生きがいや行きたい所 会いたい人と今はこう遠くても遅くても
何とか手が届く 吹けば消えるろうそくを灯す
1season 灰やススのような歴史を残すろうそく(眩しく)


Candle Chant ( A Tribute ) - YouTube

わけもわからず暗くなったとき

はっきりと何について歌っているのかはわからない歌詞だけど、グサグサと刺さる。わけもわからずこんなに心にクる言葉を吐けるのはこの時期の大槻ケンヂ以外ちょっと考えられない。曲自体すごく長いこともあって、引用も長くなるけど、これは省くところがないのでそのままで。おれの言いたいことも伝わると思うし、伝わらないならそれはそれで幸せなことです。

やあ!みんな 聞いてくれるかい? 
この世にはさ なりたくもないのに時々ね、 
暗ーくなっちまう奴っていうのが たくさんいてね 
随分面倒な目にあっているんだよ 
それは本当にやっかいでね 
オレもその一人だったんだ 
だからさ、俺はサーチライトになりたいんだ 
俺はポッケのないネコ型のロボットで 
何もできんのだけど 
歌う事と、ものを書く事だけはできるのさ 
俺の歌とペンがサーチライトになるんだ 
俺みたいになるなよ お前は 
考えてやるのさ 
俺みたいになるなよ 
俺みたいになるなよ 
俺みたいにはなるなよ 
俺みたいにはなるなよ 

お前の前に細い 
しかし、しっかりとした道がある 
俺が照らすからお前が行け 
サーチライトは月の光と共に 
タイトロープを照らす! 
もしも、お前が落ちてくたばったって 
ずっと照らし続けてやるよ 
だから行け さっさと行け 
なんとかなる なんとかなる 
なんとかなる なんとかなるからさ 
いいところへ行けるぜ 
風鈴を鳴らして 待っていてくれよ 
僕も後から行くよ 
いつまでたっても 僕が来なかったら 
君は君で あなたの好きなように 
どうか楽しくやっていてください 
どうぞ幸福にやっていてください 
僕の事は忘れてあげてくださいね

  


サーチライト 【筋肉少女帯】 - YouTube

サーチライトに限らず、これらは伝わらない方が幸せだと思います。オーケンのいうとおり、なりたくもないのにときどきくらーくなってしまう人間のための歌でした。