2018年振り返り

今年よかったアルバムのまとめ

1位:凍狂/八十八ヶ所巡礼

過去作もすべて名盤。このえぐさとキャッチーさの同居が売れないのはしんどい時代ですね。完璧。 
凍狂

凍狂

 

2位:Eat The Elephant/A Perfect Circle

たぶん過去最高傑作。曲とか演奏というより、音源として新しいように思う。説明するのが難しいけど、音色とかミックスとかが聴いたことない感じなんですよね。すごく刺激的。APCってTOOLでできないことをするためにあると思っているので、まさしくです。
イート・ジ・エレファント

イート・ジ・エレファント

 

3位:SUPERSALT/呂布カルマ

バトル強者は音源がつまらんは概ねいえるけど、彼はここまでだいたいいい作品を作っている。ちょっと音源以外の発言が危ういけど、それがなければなんならボスみたいなものだと思っている。 
SUPERSALT

SUPERSALT

 

4位:VIRIDIAN SHOOT/BES & ISSUGI

基本ラップにはリレーがほしいと思っているので、単独でも結構好きな二人がってのはかなり魅力的なアイディアだし、そこから想像されるそのまんまのすごみがあった。 
ヴィリジアン シュート

ヴィリジアン シュート

 

5位:Kamikaze/Eminem

タイトルとジャケで物議をかもしたようだけど正直そこはどうでもいい。名前(ブランド)への期待を裏切らず、クオリティも落としてない、追っかけててよかったの一作。

 

Kamikaze [Explicit]

Kamikaze [Explicit]

 

6位:ヒップホップ・ドリーム/漢 a.k.a. GAMI

すごく悩んだ。★5が並ぶんだけど、大好きな導ほどかっていうとってところで。でもこれは年齢の取り方なんだと好意的に受け止めていく方向でいくことにしました。 
ヒップホップ・ドリーム

ヒップホップ・ドリーム

 

7位:Culture II/Migos

基本トラップが好きじゃないんですけど、それをいうときに挙げる要素が全部つぶされてる、それならいいやってのが彼らです。  
カルチャーII

カルチャーII

  • アーティスト: ミーゴス,クアビアス・マーシャル,キアリ・キャップアス,カーシック・ボール,ウィリアム・ガスキン,トラヴォンド・ダルハム,ジェスフ・ナイイェン,マイク・ディーン,シェーン・リンドストローム,ケビン・ゴムリンガー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: CD
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8位:ULTIMATE SACRIFICE/XXXTENTACION

これもミーゴス同様、猫も杓子もで避けてるトラップとちがう、てかラップなのかこれはまである。実はラップがあんまりメロディアスになるのも好きじゃないんですけど、それもこれは気にならないんですよね。歌物として聴いているのかもしれない。音選びもおもしろいし、実に惜しい人を亡くしました。 
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9位:GOOD LUCK TRACK/竹原ピストル

実は去年のPEACE OUTもすごくよかったんですよね。聴いたのが年内に収まらなかったし、収まったとしてもかなりの激戦だったので選ばなかったかもしれないけど。てことで今作は入ります。普通に竹原ピストルです(でも前作のがちょっといい気がします)。 

10位:POWER/chelmico

 リップ好きだったってのがいい意味で出てる。キャッチーってだけでなく、流行通り普通にはやらねえぞっていうひねくれ具合とかも。 
POWER

POWER

 

 

今年は難しくなかった。そして、残念ながら来年以降も愛聴するだろうなってほどの決定盤もあまりなかった。つまり個人的には不作の年です。

ラップばっかりになってるのがその証左かもしれません。八十八カ所巡礼、APC竹原ピストルといった、選んだのは文句ないんですけど、ラップ以外にこれといって響くのがほとんどなかったってのは寂しい。なんか逃したかなっていまでも考えているぐらい。次点レベルで消えてるのも全部ラップなんです(逆にいうとラップはところどころ悩んだ)。

筋少が出してるのに入らないってのは事件です。今作、たぶんファンになって初めて、期待外れって思ったアルバムです。演奏や歌詞が好きなので、彼らがちゃんとやってるってだけでうれしく聴けちゃうんですけど、それ以上じゃなかった。なので厳しいけどあえて落としました。あーでもやっぱ入れようかな。

なお、ベストソングとしてTWICEのBDZとベーソンズのカッコいいダンスを置いておきます。

そんなこって。