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TOO YOUNG TO DIE(配慮もしてるけどネタバレがないわけでもない)

映画

はっきりと酷評です。

全然おもしろくない。これをいうと映画ってなによ?って話になりますけど、映画になっていません。プロットはギリとして、演出、編集が、強いて言うなら舞台のそれ。

笑いが殆ど属人的かつ出落ちなので、キャストを見ることがネタバレ。文脈の読めない人にはきついし、20年と言わず、10年で大半が意味不明になるのではないかしら。いっこだけバラすけど、皆川をそう使ったらもう映画じゃないじゃん。そういうリアリティは放棄するのね、ってことじゃん。

宮藤官九郎の絡んだ映像作品で、脚本を酷いと思ったことはないので、これは監督としての力量不足です。

脚本、プロットにも不満は多く、一つだけ書くと、7回ルールっている?とりあえずそれでいろいろ台無しですよね。うまく人間でよみがえれてもカウントされるんだから、いつか必ず地獄エンドじゃん。そこになにか希望あるの?そもそも地獄に落ちる線引きがあやふや&地獄から天国にはまず行けないわけで。なんで動物で死んだら即地獄なのかも説明つかんよね?なんも悪いことしてないというかできないんだから。てことはどこかのタイミングで地獄になったらまず地獄エンドなのよね?で、落としどころが地獄サイコー!ってそれしかないし、つまんなくね?

あと、音楽がすごく大事な映画だと思うんですけど、ここが足りません。too young to dieはまあいいです。しょうもなさもひとつの演出でしょう。ただ、天国、これはダメ。一聴してすげえ名曲ってならないといけないのよ。そのために現世への未練を断ち切るほどなんだから。少なくともlet it goじゃないといけないのよ。さもないと潮が引くように興味がなくなっちゃう。

向井とKYONOの名前がちょいと見えましたが、向井は向井だからいいのであって、こういう機能を求められる案件に応えるような職業作家では全然ないと思います。

最後に一つだけ褒めます。ボンジョビっていう笑いどころがあるのですが、このためにチケット代払ったと納得することにしたぐらい笑いました。

あ、あと尾野真千子の死神は個人的にツボで、すごく可愛く魅力的でした。

以上です。