Kindle Paperwhite

以前こんな記事を書きました。

roberto.hatenablog.com

 大雑把にいうと、mp3プレイヤーみたいに共通のフォーマットをいろんな提供者、端末で扱うっていうところまで待ちたいという話だったんだけど、まだまだ先の話だろうなということと、とりあえずの興味というか、さわりもせずにあんまり遅れるのも嫌だなというところ、あと、プライム入ったら安かったので、このぐらいならはずしても経験、勉強代でいいかと買ってみました。 

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき

 

 とりあえず結論を書いておくと、これなら買って、状況が変わって手放すことになってもまあいいか、という意味でオススメできます。

無料コンテンツ

マンガを読む人であれば、しょっちゅう期間限定で配ってる、大体1~3巻の無料コミックが大きいです。常にある感じなので、ときどきチェックして、軽くでも興味のあるものをとりあえず入れておけば、ちょっとした時間の暇つぶしに事欠きません。気になって続きをお金出して買うこともあるし、損得のバランスはまあいいのではないでしょうかね。

1冊大雑把に500円ぐらいとして、20冊も読めば元が取れる計算。もちろん、タダだから読むんであって、そのまんま計算するわけにもいかないけど、おもしろそうだとお金出して買うものだって普通に当たり外れはあるのだから、あんまり厳密に考えないで。

コミックでなくても、青空文庫系の無料小説でおもしろいのが沢山あります。

あと、ときどきまとめ買いとかで、1冊10円とか50円で買えることもあります。おれは半年ぐらい前に貞本エヴァをまとめ買いで700円ぐらいで買ったと思います。まだ読んでないけど、突如現れた巨大な暇の際に火を噴くことでしょう。

大きさ、軽さが適度

最初開けたときは、あれ?って思ったぐらい小さく感じますが、すぐ慣れるし、慣れたらちょうどいいぐらいです。読むには大きい方がいいし、持ち運びには小さい方がいいわけで、バランス考えるとこの辺がベストでしょう。

ここで行儀の悪い話ではあるけれど、無視もできないのが、片手で読めるというところ。飯屋で定食食べながらでも、テーブルを大きくとるわけでなく、目を離して見えないわけでもない大きさは絶妙。読んだらちょいっとスワイプしてまた食べる、ってのが可能。まあ、これはあんまりやりませんけど、一分一秒早く続きが知りたいときには、まあ。

スマホとの比較

kindleを使いたいだけなら、無料アプリでいけますが、いろいろと人によりけりな問題があります。

まず、バッテリー。がっつり読もうと思うと、日常使う他の機能との併用で、ちょっと許容範囲を超えてバッテリーを食い、いざというときに困るかもしれません。そして、Paperwhiteはいいすぎれば殆どバッテリーを食いません。通勤レベルなら一週間は余裕で充電なしでいける。これは暇つぶしの確保という点からはとても大きい。ツイッターなんかで食ってた暇つぶし用の電力がこれで節約できるので、その点からもオススメかもしれません。

次に容量。これこそ人によりけりだけど、読むかわからないものでもとりあえず入れておけることがメリットなので、音楽や写真との取り合いになり、おれの場合はちょっと無理です。あと、プライムに入っていることが前提で書いているので、amazon videoの問題があります。これをスマホで楽しもうと思うなら、併存はちょっと難しいかと。

まあ、kindle端末ならいくらでもいけるかというとそうでもなく、マンガ、小説などごっちゃで、70冊ぐらいが目安かと。読んだ端から端末から消していくので、そんなに困ることはないと思います。

最後に読みやすさ。画面の大きさももちろんあるけど、基本テカテカ光って、輝度の高いスマホに比べて5倍は読みやすく感じます。そうだろうなとは思っていたけど、その予想以上に目の疲れがない。ベッドで寝る前、明かりを消してからなんて用途の場合、明らかにいいです。これは見比べたけど、普通のkindleより断然Paperwhiteです。

安いコンテンツが増えてきているように感じる

たとえば、伊坂幸太郎のサブマリンが出ていることに書店で気づいて買おうと思ったのだけど、一応調べたらkindle版は2割引でした。昔伊坂はなんでも買ってとっておいたのだけど、今は場所がなく、読んだら売るっていうスタイルになっているので、その買い取り額はその2割ぐらいだろうし、売る手間は省けるし、一応残るわけだから、そのぐらいの作家ならこれはいいかなと思います。

これ、逆に言うと自分にとって重要と思われるものは買わないということにもなります。読む権利を買っているわけで、(わからないけど)なにかあったら吹っ飛ぶし、将来的にこのプラットフォームを諦めるとなったら買い直しになります。もったいない。

その他

操作感はちょっとだけ不満。iPhoneの気持ちよさには到底及ばない。画面遷移もぼやーっと変わる感じで、めくるっていうイメージではない。これ、boyageならいいのかもしれないし、ページめくりがスワイプだけでなく、ボタンでもいけるってのは気になる人にはよさそう。ただ、多分これだけの違いであれだけ値段が離れると正直理解できない。全然これでいい。

キャンペーン情報つき

これを受け入れるだけで2000円も安くなるのにそうしない意味がわからないです。全然邪魔じゃないし、場合によっては教えてくれてありがとうってなもんすら。どうもスリープからの回復にワンアクション多くなることを邪魔に思う人がいるみたいだけど、同意しかねます。そもそもカバーをつけるのが基本だと思うので、それ開ければスワイプするだけで、iPhoneとかと変わらない、ていうか認証がない分良くも悪くも早いぐらい。

3Gはいるかいらないか

おそらくここは皆さん悩まれるところだと思います。が、3Gは要らないと言い切ります。もちろんあったらあった方が便利ではあるけれど、これをつけると今現在で5200円の違いがあります。これはとても大きい。そして、何が決定的って、ちょっとkindleのページ見たらおわかりいただけると思いますが、3Gで落とせない本はちょっと無視できないほど多いのです。駅やコンビニでwi-fiが使えるケースは増えていると思うので、その差額がこれってのはもったいなく感じます。

ということで、もう一回貼りますが、Paperwhiteのキャンペーンつき、3Gなし、がオススメです。多分時代が変わるからそう長くは使わないと思うけど、そのときはそのときを割り切れる値段で、それに見合った程度のメリットはあります。

 

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき

 

 あと、画面剥き出しで、この見え方、さわり心地が肝なのでフィルムを貼るのも抵抗があり、ケースは必須です。なんでもいいけど、本体を安くあげたのだから、ここで奮発するのもアホらしく、悩んだらこれにしておけば、とりあえずおれはまったく不満がないのでいいと思います。

 最後に、これちょっと時間かかってる記事なんですけど、その間に熊本で大きな地震がありました。そこで、とりあえず東京都民に限った話で申し訳ないけど、こういうのを入れておくのはいいと思います。前述の通りバッテリーをあまり食わずに、暗いところでも読めるのはいざというときに役立つのではないでしょうか。 

東京防災

東京防災

 

 そんなとこで。