小麦断ち日記(1)

ここ2,3年、ストレスのきつい環境にあって、その中で謎の吐き気に苦しんでいることに気づいた。ガスが胸につかえる感じで、ゲップにならずに吐き気になってしまう。そして、具合が悪いと実際に嘔吐。

週に2度も3度も吐くのはきついし、吐くまでいかなくても空嘔吐きも十分苦痛で、いろいろ病院に行った。最終的には大学病院で胃カメラ、レントゲン、MRIのフルコースで調べてもらったけど、結論としては異常は見つからなかった。

半ば諦めかけていたのだけど、どう考えても正常なわけはなくて、西洋医学でみつからないならと藁にもすがる思いで漢方を扱っている病院に行ったところ、そのとき処方された漢方薬で状況が改善、マジで1日で空嘔吐きがかなり減った。

血液検査の結果も踏まえた彼の診断は、虚弱体質。タンパク質が足りていないとのこと。

そこからは横ばいというか、微妙に薬を変えてみても特に目立ったことはなく、相変わらずたまに嘔吐きが出るのは変わらなかったのだけど、西洋医学で異常なしと言われたものが少しでも改善したのだから、この医師のことは信じてみようと思って、彼のいう食生活の改善に取り組み始めた。具体的にはタンパク質を取りまくれの一言で、特に卵は1日多くて2個などというのは古い常識で何個食べてもいい。むしろお前は5個食えぐらいのことを言われた。

通い始めてしばらくしたところで、ジョコビッチの出した本が、大体自分の言っていることと近いので読めと言われた。それがこれ。

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

 

一言でいうと、小麦に含まれるグルテンに耐性のない人がいるので、そういう人は小麦を食べるなということ。 

正直言うと、そのグルテン不耐症は疑ったことがあって、調べてもみたんだけど、健康系の記事にありがちな一人よがりなものが多くて、話半分にも信じてなかった。

だけど、これはちょっと違う。自分で書いているように、数年前のジョコビッチは2番手グループの1人にすぎず、トップであるフェデラーナダルには追いつけそうもない感じのプレイヤーだった。それが気づいたらランキング1位で、フェデラーナダルを倒している。その理由がグルテン不耐症への対応だとしたらこれは試す価値があるんじゃないかなあと思って、自分も始めてみることにした。

本書が薦めるのはまず14日間グルテン(小麦)を摂らないこと。実際に重篤なグルテン不耐症だったら、その14日があけてから小麦を食べると、急激にウイスキーを流し込んだみたいに気持ち悪くなるそう。パスタ、うどん、ラーメン、パンがない生活ってのも想像つかないけど、まあ、14日ぐらいならいけるんじゃないのってことでとりあえず3日目です。

 とりあえずプラシーボが疑われるけど、今日の仕事は吐き気なくこなせた。