LUNATIC FEST. 初日
これだけ長いこと聴いてきながら実は一回も観たことがなかったXと、愛するLUNA SEAをまとめて観られる、しかもDEAD ENDまでということで行ってまいりました。
いきなり大寝坊して、ど頭のLUNACYを見逃すていうか開演時間に起きる。しかし体力的に厳しいかなーとも思っていたので、9mm、テレフォンズ(嫌いなわけじゃなくて体力的に厳しいだけ)を回避できるのもメリットだと思い直す。ということで、東京YANKEESから。
いうてもツイッター情報で飲食の行列がえげつないという情報を掴んでいたからサブウェイに寄ったので、その東京YANKEESも本当に終わりの方だけで、まともに観たのはPATAが出てきた最後の曲だけ。
次はcoldrain。嫌いじゃないし、ちゃんとソロも弾くあたり好感は持てるのだけど、狙ってそうなわけじゃないかもしれないけどカッコつけすぎというか、えぐいところがないので、特にひっかからなかった。
次のLADIES ROOMでトイレに行きたくなって、すぐ行けばよかったんだけど、もう一個見てからにしようかなとか躊躇してから行ったら通路が詰まっちゃってる上にフードコートがパンパンでその先もあんまり動かないので全然進めず、なんだかんだと戻れたときには終わってた。隆ちゃんが出てきて酒と泪と男と女を歌ったと知って悔やむ。
SIAM SHADEはちゃんと観られた。LAメタルミーツ歌謡曲って感じ。非常に演奏が上手い。特にDAITA。録音でも思ってたけど、生で観たら格別上手かった。2曲やったところで「なんてカッコいいんだ!」(小峠風)って言いながら真矢登場。あの有名な曲をここで聴かせてくれとか言い出して、3分の1が始まったのだけど、真矢が出だしを歌うという茶番。その後普通にやったけど。いやーここはやらないわけがないとは思ってたけどちゃんとやってくれて嬉しかったね。みんなで歌って大いに盛り上がった。
ここでタイムテーブルと確認できた状況を鑑みて、DIRからずっと動けないなと判断して、最後のトイレとドリンクチケットの交換。Fear, and Loathing in Las Vegasの途中に戻る。フードコートはどこが最後尾かもわからないほど混んでいるので、食事は諦め。これ、食事するなら最低でも一バンドは観られなくなるので、このフェス最大のいかがなものかポイントだった。
Fear, and Loathing in Las Vegasは武道館をやられるそうで、こんなけたたましいバンドがそんなに人気があるのはいい時代ですね。きっとこれはホルモンちゃんが耕した畑だろうなあ。
DIR EN GREY
ライブは3度目ぐらいだけど、やっぱりちょっと苦手かもしれない。音源で好きな曲だけつまむ分には好きなんだけどねー。演奏は上手いし、京のボーカルはホント超絶で、真似らしきこともできないレベルだからこれは生じゃないとと思うんだけど、どうにも乗りきれなかった。
後ろのスクリーンに親を殺しちゃう兄弟のドキュメント風映像が流れてたのはなんなのかしら。気分悪いし、バンドのイメージ合ってるとも思えなかったのだけど。
- and Zero
- SUSTAIN THE UNTRUTH
- 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
- 朔-saku-
- THE FINAL
- 空谷の跫音(ゲストでSUGIZOバイオリン)
- Un deux
- Revelation of mankind
- 羅刹国
この終わりからXの場所取りと思しき圧力がかかり始める。おれがいた場所は実質Bブロックで、前を目指すなら柵を迂回しなければいけないのだけど、それがわかりにくく、後から来た奴らがガンガン押す。後ろだけでなく横からも。悲鳴が上がりまくり軽く地獄。
DEAD END
そんな状況で後ろを向くこともなかなか難しく、最初殆ど観られなかった。途中から少しは落ち着いたんだけど、隆ちゃんと杉様がゲストでステージに上がっているのにあまり反応がなく、この人たちはLUNA SEAにそれほど興味のないXファンなんだと推測される。
後半は一応観られたけど、やって欲しかった”Embryo Burning”、”Blue Vice”、I'm In A Coma”、”Good Morning Satellite”はいずれもナシで、ツアーやるっていうし、これはやっぱり動いてるうちに単独行かないとダメかなあ。
X JAPAN
演出がクソ長い。コーラスの公開レコーディングとかいうおまけもちょう長い。おかげで90分近くあって実質6曲という異常事態。
じゃあ不満かっていうと、なんとRusty Nail、紅、Endless Rain、Xをフルでやるという全く期待してなかったレベルのサービス選曲。(一部は発表し始めてる)レコーディング中という新曲や、ここずっと多かった(あまり好きじゃないバラード群)で埋めてくるんじゃないかと怯えていたので嬉しい誤算だった。
しかしXの杉様にはちょっと違和感。Blue Bloodの曲はhideの完コピなんだけど、新しい曲だと完全にLUNA SEAの杉様で、音色もそうだけど、レガート、アーミングを多用するのでXとしてみると結構違和感があった。
最後に、ついつい癖で一発目のXジャンプがキツネさんになってしまったことをここにご報告申し上げます。
ここまでほぼオンタイムだったのだけど、ここから3~40分押し。
- JADE
- Rusty Nail
- 紅
- Endless Rain
- Born To Be Free
- X
LUNA SEA
ここで30分以上待たされるけど、Xのときみたいな地獄ではなく、みんな普通に立っていられたので、そこまで辛くはなかったけど、お腹はかなり空いていた。
そしてLUNA SEA、完璧だった。真矢を始めみんな素晴らしいパフォーマンスで、なによりセットリストが良かった。ここだけはその良さを語るためにそれぞれの曲の収録アルバムを付記したうえで翌日のセットも。
ROSIERやWISHといった決め所は共通として残しつつも殆ど被らせず、新旧織り交ぜ、二日とも違うhideのカバーをやっている。なんというサービス精神。
6/27
- LOVELESS(MOTHER)
- Dejavu(IMAGE)
- ピンク スパイダー (hideカバー)
- I for You(SHINE)
- TIME IS DEAD(LUNA SEA)
- STORM(SHINE)
- Sweetest Coma Again(LUNACY)
- JESUS(EDEN)
- Rouge(A WILL)
- gravity(LUNACY)
- TONIGHT(LUNACY)
- ROSIER(MOTHER)
en - PRECIOUS...(LUNA SEA)
- WISH(IMAGE)
6/28
- Anthem of Light(A WILL)
- TONIGHT(LUNACY)
- ROCKET DIVE(hideカバー)
- I for You(SHINE)
- TIME IS DEAD(LUNA SEA)
- Metamorphosis(A WILL)
- TRUE BLUE(MOTHER)
- DESIRE(STYLE)
- Providence(EDEN)
- FACE TO FACE(MOTHER)
- ROSIER(MOTHER)
en - BELIEVE(EDEN)
- WISH(IMAGE)
LUNA SEAが2+1、IMAGEが2+1、EDENが1+2、MOTHERが2+3、STYLEが0+1、SHINEが2+1、LUNACYが3+1、A WILLが1+2のhideカバー。重複はI for You(SHINE)、TIME IS DEAD(LUNA SEA)、ROSIER(MOTHER)、WISH(IMAGE)。
要件は、①2日とも来てくれる人に違うものを見せる。②エクスタシーサミット的主旨も考慮して旧曲を入れる。③これがなにより難しくて①と反するんだけど、1日しか来られない人に損をしたと思わせない。
これを見事に成し遂げた素晴らしいセットリストだと思う。個人的には2日目の方がおいしいし、全然うまくいってないと感じる人もいるでしょう。でも、この難易度と、それに挑んでることが明らかなこれ見たら文句は言えないんじゃないかな。
例えば、初日はSTORMで、二日目はDESIRE。これが多分対応していて、アルバムが違うので一見関係ないんだけど、(時期はちゃんと調べてないけど)LUNA SEAで一番売れた曲がSTORMで、次がDESIREらしいのね。じゃあ両方やってよというのも意見だろうけど、これは①の要件のためだと思っている。
よく考えられてるし、それを実行したことは尊敬に値する。LUNA SEAのステージだけでも大変なのに、LUNACYではまた日ごとに違うセットを用意してたし、(二日目は調べてないけど)初日はJが9mm、隆ちゃんがLADIES ROOMとDEAD END、杉様がDIR、DEAD ENDでゲスト参加している。杉様に至っては脅威のXのフルもある。大変すぎて目眩がする。
てことで満足を通り越した、すごいものを観せてもらいました。
あーでも正直「Shadows of my LUV」は言いたかったなー。
最後に、GEORGEうぜえ(笑)